【獣医師監修】猫についてのお話 【じゃれ猫ルーム】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

子猫たちは、暖かさ、寒さを感じることができます。ですが、まだまだ未熟な子猫たち。自分で体温を作り出すことが中々できません。母猫が一緒にいるときには、母猫の体にぴったり体をくっつけているでしょう。また、母猫が食事に行っているときには兄弟同士で身を寄せ合っています。もし、兄弟猫がいない場合には、少なくとも生後1ヶ月齢までは、お部屋の温度をしっかりと暖かくしてあげる必要があります。 具体的には、室内温度は25度前後、保育箱の中はそれより2~3度暖かくしてあげましょう。

★ 子猫では温度管理が大変重要となってきます。特に哺乳期の間は、体が未熟であるために、容易に体温が低下した状態(低体温)となります。この状態では、さまざまな病気への感染率が増加します。それだけでなく、低体温を起こすと、自分でミルクを飲むこともできなくなってしまい、低血糖(血糖値が低い状態)を起こしてしまい、どんどん衰弱してしまう恐れがあります。室内温度には充分に注意しましょう。

★ 子猫の肌は成猫よりも柔らかく、もろいものです。そのため、保湿効果もあまりありません。室内の湿度も低くなりすぎないように、注意してあげましょう。秋から冬にかけては特に乾燥しがちです。また、夏場に冷房をかけると、やはり乾燥してしまいます。子猫がいるご家庭では湿度もチェック項目に入れましょう。人間の快適湿度は湿度40~60%前後といわれていますが、子猫のためには少なくとも50~65%くらいに保ってあげましょう。湿度計がない場合には、母猫さんのためのお水入れを複数にしてあげることでも、ある程度対処可能になりますよ。

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(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
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生まれたばかりの子猫の平均体重は100g前後です。軽い子では85g、大きな子では120g程度です。 子猫は犬ほど猫種による体格差がないために、順調に成長していくと、一日に約10gずつ増えていきます。成長の遅い子でも一日7g以上、早い子では一日に15gずつ増えていきます。 ということは、生まれた時に100gだった子猫は、順調に育っていれば1週間後の体重は何gでしょうか? 答えは149g~200g(平均170g)となります。

★ 哺乳期の子猫の健康管理はどのように行っていくのでしょうか?一番の健康状態の目安は、『どれだけミルクを飲んでいるか』です。ミルクを飲んでいる子猫は体温が安定し、腸の活動も活発であるということになります。反対にミルクを飲んでいない子猫は病気である可能性がとても高くなります。 ミルクを充分に飲んでいるかどうかは、どうやって知るのでしょうか?これは料理用の秤を使って、細かく『体重を計っていくこと』で、確認していくことが可能です。母猫が怒らないのであれば、毎日、母猫が少し神経質であるのならば、2日に1回程度子猫の体重を手早く計っていきましょう。

★ 成長期である子猫の体重が毎日順調に増加しない、また反対に体重が減少していく、というような場合には、子猫が病気の可能性、もしくは母猫が母乳を出していな い可能性が考えられます。このような場合には、まずは、動物病院で診察を受け、病気がないことを確認しましょう。 病気がない場合には、人工哺乳が必要となってきます。猫と犬、人、そして、牛のミルクではまったく成分が異なります。人工哺乳は必ず猫用ミルクで行うようにしましょう。

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(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)


提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)

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