どんなに仲の良い友人でも、置かれた環境によって違和感を感じたり、すれ違いが生まれてくるもの。親友に対して「住んでいる世界が違いすぎる……と感じた」と話すのは、都内に住む佐々木麻美子さん(38歳・仮名)。

裕福な実家暮らしの友人との間に感じる格差

ありえない…!金銭感覚が違いすぎる親友に離婚報告したら、驚愕の一言
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです(以下同じ)

 麻美子さんは20歳のときに地元の北海道から上京。当時、バイト先が同じだった同年齢のユイさん(仮名)とは今も親友関係にあります。

「カラオケ屋のバイトで仲良くなったのですが、当時から私とユイの間には埋められない壁みたいなものがありました。私は東京に住みたいというだけで上京したので、親からの仕送りは一切なし。週6でシフトに入り、社員並みに働いていました。

 一方、ユイは埼玉の裕福な実家暮らし。お小遣いは親にたっぷりもらえるので、都心に出てきて遊びたいという理由だけでアルバイトをしていました」

 そのため、一緒に遊んでも感覚の違いをひしひしと感じていたという麻美子さん。それは大人になるにつれてさらに明確になっていくのです。

友人は就職後も全給料を自分に投資

「若いときは遊ぶといってもお金はそこまでかからなかったんですよ。でも、アラサーになるとおしゃれな店や高い店に行くようになるんですよね。当時、私は就職して月収は30万弱ほど。家賃は9万円で毎月の生活はカツカツでした。

 一方、ユイは就職はしても変わらず実家暮らし。給料は私と変わらないはずなのに実家にお金を入れることなく、すべて自分のために使っていました。ユイと同じように実家暮らしの友人達と毎月開かれる誕生日会や女子会。それも毎回、高級レストランやホテルで開いていたのでかなりの出費でした」

 そんな生活が何年も続き、金銭感覚についていけなくなった麻美子さん。徐々にユイさんと距離をとっていったといいます。そのきっかけとなったのが、今の夫との出会いでした。