奈良県で田舎暮らしを考えている人に向けて、奈良県で移住するのにおすすめの自治体や奈良県で田舎暮らしをするメリットデメリットについて紹介します。移住支援制度のある自治体についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

奈良県で田舎暮らしをするならここ!おすすめの場所5選

奈良県で田舎暮らし!奈良県に住むメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

1300年の歴史を誇る古都奈良では、日本の歴史深い建造物や豊かな自然に囲まれた生活が出来るので移住希望者に人気の地域です。

奈良県は県民の多くが住む田舎と都市部がバランスよく共存する北西部と「奥大和」と呼ばれる山岳地帯の南部と高原が広がる東部に分けられます。北西部では都会へのアクセスも良好で程よい田舎暮らしが出来、奥大和では日本の原風景の様な田舎暮らしができます。

そんな奈良県から田舎暮らしにおすすめの5つの自治体を紹介していきます。

香芝市

奈良県で田舎暮らし!奈良県に住むメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

香芝市は奈良県の北西部に位置しており、人口7万7千人の都市です。
金剛生駒紀泉国定公園を挟んで大阪府に隣接していることから、大阪府で働く人のベッドタウンとして発展しています。そのため人口増加は著しく一時期は全国第3位の増加率を誇り、1991年に香芝町から香芝市に発展しました。
市内では住宅地開発が行われており、ファミリー層に住みやすい街です。

香芝市は古くから短歌にしたためられるほどの風光明媚な自然が有名です。香芝市のシンボルでもある二上山は勿論、緑鮮やかな広陵や田園など、程よい田舎を感じられる風景は心休まります。

大阪への出荷を目的とした米やイチゴ、ネギ、ホウレンソウといった農作物の栽培も盛んな上に、山林の面積も広いため林業も行われています。
さらに産業として綿花栽培が盛んだった歴史から靴下の製造も大きな産業です。

自然が豊富な地域でありながら、都市部へアクセスが良好な香芝市は移住地としても人気です。
ベッドタウンという事もあり、移住後の住宅支援は多くありませんが子育て支援は充実しています。生後2ヶ月から6ヶ月くらいの赤ちゃんを対象にベビーマッサージ講習会が行われていますし、乳幼児医療費助成は中学校卒業まで通院の場合は自己負担が最大月千円ですし、入院の場合も自己負担の最大は千円です。公立保育園での預かり保育も充実し保育所入所待機児童数もほとんどの時期で0人で、子育てにはもってこいの街です。

香芝市への移住が実現すれば、自然豊かなベッドタウンでの子育てが充実することでしょう。

生駒市

奈良県で田舎暮らし!奈良県に住むメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

生駒市は奈良県北西部に位置する市で、標高642mの生駒山を境界に大阪府と接している市です。大阪府のベッドタウンとして栄え、県外修行率が全国1位の奈良県において、生駒市は56.2%が圏外就業と最も高い割合です。
移住地として大阪府からの移住者が多い自治体です。自然環境も豊かで交通の便も良い生駒市は関西文化学術研究都市高山地区に位置しており、学園都市という一面も持ち合わせています。

生駒市は移住者に対する支援が多くあり、奈良県の空き家物件を紹介する「空き家コンシェルジュ」もエリア内です。就業支援は県外就業率が高いこともあり、市独自のものはありませんが新規就農者を対象とした「生駒市農地活用推進事業補助金」があり、45歳以下の新規就農者に対して最大50万円の設備投資助成が受けられます。

さらに「児童手当」として3歳未満の子供には1万5千円が支給され、3歳以上は小学生まで第1子、第2子は1万円が第3子からは1万5千円が支給されます。中学生以上は一律1万円が支給されますが所得制限もあるので注意が必要です。出産一時金として「産科医療補償制度」の対象分娩の場合は42万円が支援される他、乳幼児の健康診査が充実しており保育園や学童保育といった支援も整っています。

こういった取り組みから生駒市は2016年、全都市「住みよさランキング」におけるランキングで奈良県1位を獲得し学研パブリッシング調査における「主婦が幸せに暮らせるランキング」で関西2位、全国7位の実績を誇り、テレビ大阪による「関西住みたい街ランキング2016」における「関西住みたい街、子育てしやすい街ランキング」で第3位を獲得するなど、生駒市は移住して子育てを行うにふさわしい街です。

大和高田市

奈良県で田舎暮らし!奈良県に住むメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

大和高田市は奈良県中西部に位置しており、市内全域がほぼ平坦な地形をして葛城川と高田川が南北を貫いて流れているのが特徴です。市内には6つの駅があり近鉄大阪線や近鉄南大阪線、JR和歌山線が通過し大阪市まで30分で行けるので通勤圏内でもあります。
江戸時代に寺内町として発展した歴史から、売業者や卸売業者が多く、奈良県内有数の商工業が盛んな街で人口密度は奈良県で最も高いことでも有名です。

綿花の生産が盛んだった大和高田市は繊維産業も発展し、現在ではパンティストッキングの生産量は日本トップクラスであり、有機栽培の綿で作られた「大和高田さくらコットン」をブランド化しています。

一方で観光資源も豊富で3月下旬から4月上旬にかけて咲く高田川畔の「千本桜」や7月には1300年以上の歴史を持つ「奥田の蓮取り行事」などを目当てに多くの観光客も訪れます。

東京圏から移住する際には移住支援金も対象となっており、大阪以外から移住者も増加の傾向があります。また早くからゴミ処理有料化を実施していることから、市民の環境問題への意識も高く、市内には小学校から高校まできちんとあるので、教育面でもしっかりしています。

市内全域が平坦で住みやすく、交通の便も良い事から大和高田市も移住の候補としてみてはいかがでしょうか。

橿原市

奈良県で田舎暮らし!奈良県に住むメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

橿原市は奈良県中部にあり、総人口約12000人以上で奈良市に次ぐ県下第2の都市です。
神武天皇のいわれの地にして、日本最初の都城である藤原京が造営されるなど歴史的に重要な地域でもあります。橿原神宮や藤原宮跡などは現在も観光地として人気がある一方で大和三山といった豊かな自然が特徴的で、街と自然が融合し、飛鳥地域と呼ばれる周辺一帯は日本の原風景を感じられると人気の高い地域です。
買い物環境や医療環境が整っている上に、平坦な地形により自転車でも移動が容易なことから街散策や歴史探訪が容易にできます。

移住支援としては、住宅に関しては「三世代ファミリー定住支援住宅取得補助金」として、最大25万円の補助が行われることからUターン移住者に人気です。
また市内には「子育て世代包括支援センター」があり、妊娠から出産・育児に至るまで保健師がきちんとサポートしてくれます。そして「橿原市休日夜間応急診療所」として休日は内科と小児科と歯科、夜間は内科と小児科、深夜は小児科の診察を行ってくれる体制が整っており、安心して生活が出来る救急医療体制が特徴的です。
他にも「子ども医療費助成」や「出産育児一時金」、「児童手当」もありますし「幼児二人同乗用自転車購入費の一部助成」として幼児2人以上を養育している人を対象に上限2万円で自転車購入補助もあります。
自転車で様々なところに行ける橿原市ならではの補助で、都市部からの移住者に人気の制度です。

王寺町

奈良県で田舎暮らし!奈良県に住むメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

王寺町は奈良県北葛城郡北端に位置しており町西部は大阪府柏原市と接っしていることから、大阪市のベッドタウンとして新興住宅地も多く、大阪市への通勤率は28.5%と生駒市に次いで高い数字になっています。鉄道の開通と共に発展を歩んできた「鉄道の町」として関西本線、和歌山線、近鉄生駒線などが通っており奈良県北部のターミナルの1つとも言えます。

王寺駅周辺には新興住宅地の開発が進んだため、若い家族が多く集まり活気にあふれています。公園には親子連れも多く、子育てにふさわしい街です。
移住者への支援としては「三世代ファミリー定住支援」として最大20万円の補助金が出ますし「児童手当」や「子ども医療費の助成」もあります。
他にも第2子目の保育料が無料になったり6歳未満の子2人以上を子育て中の世帯を対象に「幼児2人同乗自転車購入補助」として最大3万円の自電車購入補助があります。
「雪丸サポートスクール」という放課後学習塾は小学4〜6年生は月額2千円で、中学生は月額1500円で利用が可能ですし、放課後児童クラブも1児童当たり月額3000円で利用が可能です。

新興住宅地として発展した歴史から、子育て世帯にはありがたい支援が多いことが王寺町の特徴です。