ビネガー・発酵料理研究家の岩間明子です。湿気の多い季節がやってきました。高湿によって汗が出にくくなるため、スパイシーなものを食べて強制的に発汗し体温を下げる対策が有効のようです。これから夏に向けてカレーを食べる機会が多くなるのではないかと思います。インドカレーの付け合わせといえばチャツネ。タイカレーの付け合わせといえばバジルや唐辛子。さて日本のカレーの付け合わせといえば…福神漬です!
このレシピを試すのにかかる時間
- 下漬け時間含めて約25分(+ひと晩漬ける)
福神漬とは
大根・なす・かぶ・なた豆・しその実・うり・れんこんなどを細かく刻み、みりん+醤油に漬け込んだお漬物。7種類の野菜を用いるところから、七福神になぞらえて福神漬と命名されたそうです。カレーライスのつけ合わせとして出されるようになったことで、世間でも知られるようになりました。
大人気のお漬物ですが、市販の福神漬には醤油の代わりにアミノ酸液を用いたものが多く、醤油を使ったものに比べて味が劣ると言われています。せっかくですから美味しい調味料を使って、是非本来の福神漬を作ってみてください!
お酢の力
今回のお酢の力は殺菌、防腐です。酢は調味料の中で最も殺菌力が強く、しめ鯖のように魚を酢でしめたり、ピクルスのように野菜を酢で漬けることで、保存を利かせることができます。
砂糖や塩にも保存性を高める効果がありますが、糖分や塩分を抑えたい場合は料理に合わせてお酢で代用することができます。
特にこれからの季節は食中毒や腐敗が心配されます。保存おかずには砂糖・塩とともにお酢を活用していきましょう。
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