高齢化が進むとともに需要が増えてきているシニアヨガ。
RYT200を取得したあとに、ヨガインストラクターとしての技術の幅を広げたい人はシニアヨガの資格を取得してみてはどうでしょうか?
この記事では、シニアヨガについての説明から資格が必要な理由、取得方法についてご解説していきます。
近年、需要が増えているシニアヨガとは?
わかりやすく解説!シニアヨガとは?
シニアヨガとは、シニア、つまり高齢者向けのヨガです。
もともとカラダが硬い人を想定しており、繰り返し行うことで衰えていたはずの身体機能の回復を感じられる喜びをあじわえるでしょう。
- シニアヨガの効果
- 日常生活を支える筋肉を鍛えることができる。
- 血液循環がよくなることで、カラダの痛みが緩和される。
- 心配機能の強化で、息切れしにくくなる。
- 柔軟性のアップによるケガの防止。
- 内臓機能アップによる便秘の防止。
- 衰えがちな食欲を増進する。
- 精神の安定やストレス発散により、気持ちが前向きになる。
- 周りとの交流のきっかけになり、つながりを感じられる。
減退しがちなカラダの機能を改善するだけでなく、精神的な面でのケアも期待できることから注目されはじめ、様々な老人ホームなどで導入されるようになってきています。
社会全体の高齢化が進むにつれて、需要がだんだんと伸びているヨガといえるでしょう。
シニアヨガと若者向けヨガの違いは?
シニアヨガは、高齢者のレベルに合わせてムリのない範囲で行い、ポーズの正しさは求めないのが特徴です。
高齢になればなるほど、カラダが思うように動かず、節々で問題を抱えやすくなりますよね。
一般的なヨガをやろうとしても、足や腕が思うように上がらない、動きが速すぎてついていけない、耳がよく聞こえない、ポーズの名前や順番を覚えられないといった挫折感を味わうだけです。
シニアヨガでは、そんな高齢者の状態に合わせて、気持ちの良い呼吸を続けられることを優先して、カラダを動かす楽しさを実感してもらうのが最大の違いとなります。
そのため、イスはもちろんのこと、壁やタオルなど様々な道具を積極的に取り入れるのも独特な点といえるでしょう。
シニアヨガのインストラクターに資格は必要?注意点は?
シニアヨガインストラクターを目指すのであれば、ちゃんとした資格を持っていたほうがいいことに越したことはありません。
高齢者の方は身体機能が低下してムリができない傾向にありますので、一般向けのヨガでは安全面が問題となります。
特にヨガのポーズで万が一にでも転んでケガをしてしまった場合、病気の悪化を引き起こす可能性があるだけでなく、恐怖感からその後の活動意欲の低下を招くでしょう。
生徒さんの人生を台無しにしないためにも、一般のヨガでは学ばないような、高齢者によくある慢性的な不調や疾患にかんする知識、介護予防、イスやベルトなどの道具を使ったヨガなどを学ぶ必要があります。
さらに、万が一に備えて緊急対応や応急処置についても身につけたほうが安心です。
シニアヨガに必要な内容を体系的に学ぶうえで、目安や目標もたてることができるシニアヨガのインストラクター資格の取得は近道といえるのです。