噛み合わない猫トークに違和感
ところがしばらくすると、「彼は本当に猫好きなのだろうか……」と思う出来事が起こり始めます。そのきっかけは、ペット火葬の話をしていた時のこと。
「長年、一緒に過ごしてきた家族だから、別れる時はきちんとした業者を選んで供養してあげたいし、お骨アクセサリーも作りたいんだよね、と彼に話したら、『いくらかかるの?お金がもったいなくない?行政で燃やしてもらうだけで十分じゃないかな』と言われて……。その言い方に、なんだか愛がないなと感じました」
さらにデート中、紗枝さんが愛猫にあげているキャットフードを購入しようとすると、『こんな高いエサをあげてるの!?数百円のもので十分じゃない?過保護すぎだよ(笑)』と、彼は仰天。紗枝さんは、その発言にもモヤモヤしたといいます。
「彼は猫を目にするとかわいいと言い、撫でることもするけれど、猫への想いや、あげているキャットフードなどを深堀りしていくと、愛が感じられなくて。猫好きだって言っているのは本当なのかな……と疑うようになりました」
初めて行った彼の部屋で、嘘が発覚
そんなある日、紗枝さんは初めて彼のアパートへ行くことになりました。
「彼の猫と会えることも楽しみにしていたのですが、前日に体調を崩して入院してしまったと言われました」
少し残念に思ったものの、紗枝さんは初めてのおうちデートを楽しもうと自分に言い聞かせ、気持ちを切り替えて、彼のアパートへ。しかし、そこで彼の嘘が発覚しました。