考え方が短絡的と呼ばれる人。職場でも中身の薄い仕事をしたり、失敗したりするので、周りから評価されません。あなたの職場に、そういう人いませんか?
考えが短絡的になるのは、性格が原因。ではどんな性格だと短絡的になり、どうすれば治るのか。研究してみましょう。

【はじめに】『短絡的』の意味とは?

難しい課題に取り組む時、解決法をいく通りも慎重に検討し、その中からベストなやり方を選ぶ。仕事ができる人なら、当然のように、そうします。そうしないと怖くて踏み出せないという人も。
ところが、そんな慎重な検討が、どうにも面倒くさく、時間の無駄のように思えて仕方ない人がいます。

すると、最初に思い付いたアイデアを安易に実行したり、誰かがやっているやり方をそのまま真似したりします。
これが、短絡的思考という言葉の意味です。

短絡的の意味とは?短絡的な人の性格は?短絡的思考を治す方法も解説
(画像=『Lovely』より引用)

もしあなたの後輩や仕事仲間が短絡的な人だったら、それが元で失敗や遠回りをしないよう、サポートしてあげなければなりませんよね。
そのためには、その人のどんな性格、特徴が短絡的思考の原因になっているか分かれば、アドバイスの仕方も変わってくるはず。

そこで前半では、短絡的になりやすい人の性格、特徴を紹介します。
後半ではそれを元に、短絡的思考を治すにはどうしたらいいか、一緒に見て行くことにしましょう。

短絡的の意味とは?短絡的な人の性格は?短絡的思考を治す方法も解説
(画像=『Lovely』より引用)

短絡的な人の性格①考え方が単純

仕事上の問題の解決や、トラブルの処理に限らず、論理的で複雑な思考を必要とする場面は生活の至る所にあります。

例えばドラマを見ていても、ずっと前の方に隠された『伏線』と呼ばれる仕掛けにいち早く気付き、ニヤッとする人と、人に説明してもらってやっと「ああ、そういうこと?」と。ようやく意味が分かる人がいます。

友達の恋愛相談でも、友達の言葉以外にもしぐさ、声のトーン、それ以前の発言などを総合的に判断し、『あなた本当は○○なんじゃない?』と的を得た指摘ができる人と、表面的なあたりさわりのない、無意味な発言しかできない人がいます。
言うまでもなく、短絡的な人は後者です。

短絡的の意味とは?短絡的な人の性格は?短絡的思考を治す方法も解説
(画像=『Lovely』より引用)

この例で分かるように、仕事で短絡的になりやすい人は、そもそも普段から、物事を単純にとらえるのが特徴。複雑に考える習慣ができていないのです。
複雑な思考の意味も効果も分かっていないので、あえてそうしようとも考えません。

単純な思考の対義語は『複雑な思考』または『論理的思考』。治すためには、その意味を理解し、実践すればいいのですが、普段からできていない人にとっては、言われてすぐできるほど、簡単な話でもないようですね。

短絡的の意味とは?短絡的な人の性格は?短絡的思考を治す方法も解説
(画像=『Lovely』より引用)

短絡的な人の性格②せっかち

どんな仕事を任されても、内容はともかく、仕上げるのが早いのが特徴な人がいます。そういう人は納期に遅れて周囲に迷惑をかけることがないので、単純で簡単な仕事では重宝されます。

そんなスピード重視の人が陥りやすい罠が、短絡的思考です。
『自分は他人より早く終わらせないと評価されない』という強迫観念があるため、会社の利益を左右するような大切な仕事で、その意味をよく考えず、進め方を慎重に検討する時間を節約して、短絡的で安易な方法で進めてしまうのです。

短絡的の意味とは?短絡的な人の性格は?短絡的思考を治す方法も解説
(画像=『Lovely』より引用)

こういう人の仕事、たとえばプレゼン資料を受け取った上司は、『これは役に立たないな』と判断し、他の人にやり直しを命じるかもしれません。こうなっては、そのスピードは無意味。マイナスにしかなりませんよね。

せっかちの対義語は『慎重』です。でも、こういうやり方が癖になっている人に、慎重さを求めるには、どうしたらいいか。それは、後半でみて行くことにしましょう。

短絡的の意味とは?短絡的な人の性格は?短絡的思考を治す方法も解説
(画像=『Lovely』より引用)

短絡的な人の性格③自信家で傲慢

『根拠のない自信』という言い方をすることがありますが、直感に頼り、勢いだけで仕事をしてたまたま実績を上げ続けられると、その短絡的思考こそが正しい仕事の進め方だと思い込むようになります。

確かに、顧客に物を売る営業系の仕事で成果を出すには、自信ある態度や勢いは大切です。しかしそれだけでは決して長続きはしません。

短絡的の意味とは?短絡的な人の性格は?短絡的思考を治す方法も解説
(画像=『Lovely』より引用)

営業の仕事でも、顧客のニーズ『何が不満で何を説明して欲しいか』など頭をフル回転させて臨まないと、やがて客に底の薄さを見透かされるようになるからです。

傲慢の対義語は、『謙虚』です。でも、自信家の人が好調に成果をあげているときに、その傲慢さを指摘し、謙虚さを求めても無意味です。スランプになり、落ち込んだときに初めて『このやり方じゃダメなのかな?』と気づくのでしょう。

短絡的の意味とは?短絡的な人の性格は?短絡的思考を治す方法も解説
(画像=『Lovely』より引用)