プール熱(咽頭結膜熱)と診断されたら

プール熱(咽頭結膜熱)の症状は? 登園・登校はいつからできるのか
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

もしプール熱(咽頭結膜熱)と診断されたら早めに小児科や眼科を受診しましょう。脱水症状に注意してじゅうぶんに水分と栄養を摂り、安静にしましょう。他の家族への感染を防ぐためになるべく別の部屋で過ごし、看病する家族も特定の人だけにします。赤ちゃんや高齢者など免疫力の低い人は、感染すると重症化する恐れがあるので特に注意してください。

幼稚園・保育園・学校は基本的に登園・出席停止

プール熱(咽頭結膜熱)は学校保健法で登園・出席停止と決められています。発熱やのどの腫れ、目の充血の症状がなくなってから2日経てば、登園・出席が許可されます。ただし医師によって感染の恐れがないと診断されれば、2日を待たなくてもよい場合もあります。治ったあとでもしばらくはウイルスを排出し続けるので、引き続きしっかりと手洗いをしてまわりへの感染を防ぎましょう。ウイルスが排出されなくなるまでに、のどでは1~2週間、便からは30日間くらいかかります。

高熱が続くため脱水症状にはじゅうぶん注意する

プール熱(咽頭結膜熱)にかかったら高熱と食欲不振による脱水症状に注意します。水やお茶、経口補水液、スポーツドリンク、みそ汁などを飲ませましょう。一度に多く飲ませるのではなく、少量ずつをこまめに飲ませます。もし水分が摂れない、尿が出ないなど脱水症状の疑いがあれば、点滴の必要もあるためただちに受診してください。

場合によっては眼科での治療となる

充血や目ヤニがひどいときは眼科を受診しましょう。炎症を抑える目薬や細菌に二次感染するのを防ぐ目薬を処方してもらいます。炎症がひどいと治るまでに数ヶ月かかることもあります。感染が広がらないように、目がかゆかったり目ヤニが気になっても決して手では触らず、使い捨てできるティッシュを使いましょう。

プール熱(咽頭結膜熱)は予防できる。もしかかっても冷静な対応を

プール熱(咽頭結膜熱)の症状は? 登園・登校はいつからできるのか
(画像=『はいチーズ!clip』より引用)

プール熱(咽頭結膜熱)は適切に予防すれば感染を防げる病気です。感染者との接触を避けうがい手洗いをしっかり行えば、感染のリスクは低くなります。もしかかってしまった場合は安静にして栄養補給につとめ、症状を和らげましょう。わきの下や太もものつけ根などをしっかりと冷やして熱を下げます。解熱剤を使うときは慎重に、医師の指示をしっかりと守ってください。

プール熱にかかるとのどの腫れや痛みが強くて食事が摂りにくいので、のどごしのよいゼリーやプリン、アイス、豆腐などを食べさせましょう。果物やトマト、ヨーグルトなど酸味があるものは刺激があるため避けてください。粉末状のスポーツドリンクを常備しておくと、いざというときにカロリーと電解質を補給できておすすめです。しっかりと予防した結果、それでも子供が感染してしまっても親の責任ではありません。もしわが子がプール熱(咽頭結膜熱)にかかってしまっても、パパママはどうかご自分を責めないでくださいね。

まとめ

プール熱(咽頭結膜熱)はまだ免疫力の低い小さな子供が感染しやすくつらい症状が続くので、とくに夏はうつらないか心配になりますよね。しかしプール熱(咽頭結膜熱)はきちんとケアすれば予防ができて、かかっても自然に治る病気です。もし周りで流行し感染してしまっても、今回の記事を参考に正しい知識をもって予防や治療を行ってくださいね。


提供・はいチーズ!clip

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