新潟といえば「米、酒、魚、煎餅」などのいわゆる定番グルメのイメージが強いかもしれませんが、実は知られざるご当地グルメの宝庫なんです。ぽっぽ焼きに半身揚げ、サラダホープなど、地元の人に愛されている新潟グルメをご紹介します。
1.ぽっぽ焼き
新潟っ子はみんな大好き、お祭りや縁日の屋台で必ず大行列ができるぽっぽ焼き(別名蒸気パン)。明治時代終わり頃に新潟県北部に位置する城下町「新発田市」で、町民によって焼き菓子として考案されたものが発祥といわれています。薄力粉に黒砂糖と水、炭酸、ミョウバンを加えて専用の焼き器で焼き上げられたもので、平たくて細長い形をしています。
熱々のホクホクで食べると「モッチモチの食感」と「黒砂糖の素朴な風味」でちょっと癖になるオヤツです。屋台でしか見かけないこのぽっぽ焼き、見かけたらぜひ食べてみてくださいね。
2.タレカツ丼
一般的にカツ丼といえば揚げたカツを卵で絡めたものですが、新潟市でいうカツ丼はちょっと違います。新潟市内でカツ丼といったら、揚げたての薄めのカツを甘辛の醤油ダレにくぐらせてご飯にのせたシンプルなもの。これぞ名物の新潟タレカツ丼!
ハマるとリピートする人続出のB級グルメで、私も帰省のたびに必ず食べてしまいます。甘辛の醤油ダレと薄めのカツがマッチしていて、お箸がどんどん進みます。そしてなにより米どころ新潟、お米がふっくら甘くて本当に美味しいのです♪そんなタレカツ丼の新潟市内の有名店はこちら。
- とんかつ太郎:タレカツ発祥のお店。新潟駅からバスで約10分。ボリュームたっぷりでサクサクのカツが特徴です。食べ終わったら近くの商店街散歩もおすすめです。
- とんかつ政ちゃん:他のタレカツ丼のお店に比べてタレが甘め&濃厚。新潟市内に3店舗あって車で行くのが便利な場所にあるので、ドライブがてらに出かけてみては。
- 政家(まつりや):政ちゃんの系列店。レディースランチや新潟うめぇもんセットなどセットメニューが豊富で女性にも人気のお店です。新潟駅南店は駅から歩けるので気軽に立ち寄れます。カツだけのお持ち帰りもできるのも、嬉しいですね。
3.ヤスダヨーグルト
都内のスーパーで見かけることも多くなった、飲むヨーグルトで有名なヤスダヨーグルト。実はヤスダヨーグルトも新潟の隠れざる名産品で、本社は新潟県阿賀野市にあります。新潟空港で勤務するキャビンアテンダントさんの口コミから広まったというから、おいしいのも納得ですね♪
新潟駅にもヤスダヨーグルトのショップがあり、フローズンヨーグルトやアイスクリームが楽しめます。小さい店内には有名なドリンクヨーグルト、固形ヨーグルト、バター、牛乳、化粧品も売られています。アイスクリームはかなり濃厚な味わい、ジェラートは季節毎に種類が変わってさっぱりと味わうことができます。
4.イタリアン(みかづき)
新潟県民(特に上越・中越地方)にとってソウルフードといえばこれ!イタリアンといえば全国的にはイタリアンレストランですが、新潟市民にはみかづきのイタリアンです。蒸してある中華麺と一緒にキャベツ・モヤシなどの野菜を炒めてソースで味付けし、その上からさらに甘めトマトソースをかけたボリュームたっぷりのソース焼きそば。
焼きそばの上にトマトソースがかかっているのが基本形ですが変わりダネも沢山あります。カレーイタリアン(特製カレーソースがけ)、ホワイトイタリアン(ホワイトソースがけ)、トマトツナイタリアンなどバリエーションも豊か♪子供の頃に給食で食べたような懐かし〜い味がします。
新潟県内でも新潟市民はみかづき派、長岡市民はフレンド派と地域に根付くお店によって馴染みのお店が分かれます。新潟駅近くでは、万代バスセンター(駅から歩いて約8分)で食べることができます。このイタリアン、他県ではまず食べられません!お年寄りから子どもまで新潟市民に愛されているソウルフード、ぜひご賞味を。冷凍イタリアンも販売されていてお土産に持ち帰る人もいます。