青森県立美術館や十和田市現代美術館、宮城県美術館などをはじめとする東北の美術館を、トリップノートの7万8千人のトラベラー会員(2022年6月現在)が実際に行っている順に、人気ランキング形式でご紹介します!
1位:青森県立美術館(青森)
三内丸山遺跡に隣接するモダンな建物の「青森県立美術館」。
臣匠シャガールが描いた「アレコ」の舞台背景が常設展示されているほか、県出身画家の棟方志功、奈良美智、阿部合成など個性豊かな作家の作品を一作家一部屋で展示し、ゆったりと鑑賞できます。
「青森県立美術館」のシンボルといえば、奈良美智による巨大な犬のモニュメント「あおもり犬」。あおもり犬の置かれたエリアは美術館の入場券を持っていなくても入ることができるので、美術館を鑑賞しない方でもぜひあおもり犬と記念撮影をしてみてくださいね。
2位:十和田市現代美術館(青森)
アートによる街づくりプロジェクト「Arts Towada」計画の拠点として2008年にオープンしました。
奈良美智や草間彌生、オノ・ヨーコ、山本修路など世界で活躍するアーティストの作品が、美術館の中だけでなく、敷地内のいたるところに展示されています。
とくに目を引くのが、美術館の入り口に展示されている、韓国のチェ・ジョンファによる作品「フラワー・ホース」。色鮮やかな花々があしらわれた、全長5.5mの巨大な作品です。
3位:宮城県美術館(宮城)
宮城県美術館は宮城や東北にゆかりのある作家の作品を中心に、明治以降の近現代美術を数多くコレクションする美術館です。
絵本の原画もコレクションのひとつで、『ぐりとぐら』や『おしゃべりなたまごやき』など、364タイトルの原画を所有しています。広い敷地内には庭園も設けられ、特に「アリスの庭」と名付けられた彫刻庭園が人気です。
常設展で必見なのが、長谷川潾二郎(はせがわ りんじろう)の愛猫タローを描いた、眠り猫の名作といわれる「猫」。ミュージアム・ショップの売り上げNo.1グッズが、このタローをモチーフにしたクリアファイルだそうです。
4位:諸橋近代美術館(福島)
サルバドール・ダリの作品を常設展示する美術館で、スペイン・フィゲラスにある「ダリ劇場美術館」や米国・フロリダの「ダリ美術館」に次ぐ規模と言われています。
ダリだけではなく、ルノワールやピカソ、シャガールといった19~20世紀を代表する巨匠らの作品も収蔵されており、ヨーロッパの雰囲気を漂わせる佇まいも合わせて楽しめる美術館です。
5位:仙台万華鏡美術館(宮城)
不思議な写真が撮れると、SNSでも人気の万華鏡美術館。全国でも珍しい、万華鏡を展示・販売する施設です。実際にふれられる万華鏡もあり、美しく不思議な世界に魅了されてしまいます。
スーベニアショップには色とりどりの万華鏡が並びますが、一番のお土産になるのはやはり自分で作った“世界で一つだけ”のオリジナル万華鏡。
同美術館では手作りワークショップを随時・複数開催しており、時間や難易度に合わせて作りたいものを選ぶことができます。
5位:秋田県立美術館(秋田)
千秋公園の向かいに平成25年(2013年)に開館。建築家・安藤忠雄氏による設計で、支柱のない螺旋階段や、三角形の吹き抜け空間になっているエントランスホールなど、建物自体も大きな見どころです。
平野政吉美術財団の藤田嗣治作品を中心に展示。館内のカフェでは、美しい景色を見ながら上質なスイーツやドリンクを楽しめます。