とりあえずなんでも試してみるべし

――なかなか新しいことに踏み出せません。どうしたら藤原さんみたい、にチャレンジできるようになりますか?

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憧れの60代モデルに聞く、美の秘密「おばさんって言わない」
(画像=『女子SPA!』より引用)

「私はなんでも信じちゃうんですよ。『いいな』とか、『おもしろそう』とか。たぶんそういう性格なんですね。どんなことでもやってみなきゃわからないと思うので、まずはやってみる。で、失敗して『あ、違うな』と思っても、違ったら変えればいいんですから。洋服選びやヘアスタイルにもつながりますが、とりあえずなんでも試してみる。そんな感じで気軽にやってみてはいかがでしょう。私は好奇心が強いので『おもしろそう!』『なんか良さそう!』って思うととりあえず考えるよりやってみるタイプなんです」

――考えて立ち止まるより、とりあえずやってみると。時には人付き合いで悩むこともあるかと思います。藤原さんは、人とどんなふうに付き合っていますか?

「60歳を過ぎてから、時間がもったいないと思うようになりました。今は自分が話していて楽しい人と一緒にいる感じですね。特に垣根も作りませんが、自分で『この方、ちょっと違うな』と思ったら少しずつ離れるようにしています。『この方とは合わないな』と思う方とは、何度会っても合わないものです。自分の感覚でわかりますよね。そこで無理して付き合う必要もないし、仕事なら仕方がないけれど、プライベートならうまくかわして、自分が心地よくいるほうがいいと思います」

自分をいちばん大事にしてあげて

――「実は、結婚生活が辛いんです……」という声もよく聞きます。どうしたらいいですか?

「離婚を経験してる私が言うのもアドバイスにはならないと思いますが、今だからこそ思える事は、どんなときも、“自分をいちばん大事にする”のがいいと思います。私は若いとき、自分を大事にしていなかった気がします。『自分さえがまんすれば……』と思ってしまった。でも、それはよくなかったと思うのです。自分を大事にすれば、“本当の自分はどうしたいか”わかるじゃないですか。そうすれば、自分の目線になれると思いますし。

 あと、どうしても辛くなったら友人に話を聞いて貰うのも気持ちが落ち着くかと思いますので、どうにかその状況をくぐり抜けてもらえたらと思います。現状を改善したければ、やっぱり自分で行動するしかありません。たとえばがまんして結婚生活をしていたら、逆に家族によくないこともありますよね。私も離婚を経験しましたが、辛い状況を続けるより環境を変えることでいい結果につなげることができました。後悔しないように。別れたことによっていいほうにつながるように進めばいいと思います。バツじゃなくてマルの別れに。

 自分もそうだったのでよくわかるのですが、苦しい気持ちを溜めては駄目。光に人が集まるように、楽しくしていたほうが楽しい人が集まってもきますから」