やわらかな笑みとまぶしいプラチナヘアが素敵な藤原民子さん。大人のためのスタイルブック『60代から輝く! ファッション・メイク・生活スタイル』(池田書店)も好評な藤原さんに、モデルデビューのきっかけや、美しい生き方の秘密を伺いました。
【インタビュー前半】⇒美しく輝く62歳・藤原民子さん。白髪染めをやめたワケ、髪型のこだわりは
夫を亡くして、自分の好きなように生きようと決意
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藤原民子さん
――大人モデルとして輝く藤原さん。デビューのきっかけを教えてください。
「今は楽しくしていますが、30代、40代は“暗黒の時代”だったんですよ。難病指定されている病気も経験しましたし、離婚も経験しました。『これでいいはず』と思ってしたことが、『やっぱり合わなかった』とあとになってわかったこともありました。ずっと美容部員の仕事をしてきて、やりがいも達成感もありましたが、50代後半になって『このままここにいるのは違うかもしれない』と思うようになったんです。
そのころ、再婚してまもなく最愛の夫を病気で亡くし、『人って急に亡くなるんだ』と思い知らされたことも大きいですね。だったら、自分の好きなように生きなければと。それから会社を辞めて、いろいろなセミナーを受けたり、インスタの勉強会にも参加しました。そこで、『もっとインスタで発信をしてみたら?』と勧められて、どんどんそういうチャレンジをしていったら、ファッション誌やテレビ番組からお声掛けいただくようになりまして。それが、モデルのお仕事にもつながりました」
どんなに疲れていてもスキンケアは欠かさない
――もともと美容部員をされていたのですね。今からでも、藤原さんみたいなきれいな肌になれますか?
「大丈夫です。私、20代のころはニキビだらけだったんですよ。穴が開くほど化膿していて、30代後半にはストレスのせいでさらにひどくなりました。それでもお肌は生きているから、ちゃんとお手入れをすれば応えてくれます。それがわかっていたので、どんなに遅くなったり、疲れていてもスキンケアは欠かさず行っていました。
顔に美容液をつけたあとは首にもつけていたので、年齢のわりに首にしわはないかもしれません。首は、化粧水を含ませたコットンで下から上に拭き上げるようにするといいですよ」