1ヶ月の移住体験ができる自治体を5つ紹介

田舎暮らしをしたいなら1ヶ月の移住体験をしよう!移住体験ができる自治体5選
(画像=『移住支援.com』より引用)

田舎暮らしができる自治体は、日本国内に数多く存在します。
しかし、1か月間という長期の移住体験ができる自治体は限られています。移住地の住み心地を事前にチェックしたい方は、長期間の移住体験に対応している自治体を見つけることが大切です。
以下は、1ヶ月の移住体験ができるおすすめの自治体5つです。

  • 北海道東川市
  • 新潟県佐渡市
  • 福井県福井市
  • 兵庫県朝来市
  • 鹿児島県屋久島町

各自治体の概要、交通アクセス、自然環境、移住体験施設に関して解説していくので、田舎暮らしに興味がある方はぜひ参考にしてください。

北海道東川市

田舎暮らしをしたいなら1ヶ月の移住体験をしよう!移住体験ができる自治体5選
(画像=『移住支援.com』より引用)

北海道の中央部に位置する東川市は、人口8,500人ほどの自治体です。
「旭岳」「忠別川」「忠別湖」「羽衣の滝」をはじめとする自然に恵まれた立地で、観光スポットとしても高い人気を得ています。「大雪山」の雪解け水を生活水として活用している東川市は、北海道で唯一の上水道がない自治体です。

大自然が生んだ水は水質が良く、ミネラルバランスも豊富という特徴を兼ね備えています。良質な水を日常的に飲めることから、「水と空気が美味しい環境で田舎暮らしを楽しみたい」「自然から湧き出た天然の水を味わいながら暮らしたい」という方に最適です。
また、美しい水が魅力の東川市では、農業や食品加工が盛んに行われています。

米、高原野菜、味噌、豆腐の生産地として知られており、健康的な食生活を安く実現できる移住地です。
東川市では、「大雪遊水ハウス」にて移住体験をすることができます。三角屋根が印象的なコテージ風のお試し住宅で、大きな窓から緑豊かな自然を眺められる点も特徴です。また、内装にもこだわっており、ライトブラウンと白を基調とした明るい部屋作りが施されています。

家財道具なども設置されているので、体験入居後すぐに田舎暮らしをスタートさせることができます。「大雪遊水ハウス」の利用可能シーズンは通年で、期間は5泊~2か月間です。ただし、4~10月の約半年間については、1ヶ月間が最大利用可能期間となっているので注意が必要です。
「大雪遊水ハウス」には、1LK+ロフト付きの部屋が2つ付いています。1室あたりの最大利用人数は6名で、台所やリビングルームは共同です。1か月間の利用料金は1室あたり84,000円となっており、インターネット通信費が料金に含まれています。

1か月間の移住体験ではリネン交換がされる仕組みなので、清潔な環境で寝られる点もポイントです。
また、「大雪遊水ハウス」には、駐車場が付いています。自家用車やレンタカーを安全に停められるので、周辺散策を楽しみたい方におすすめです。
ただし、「大雪遊水ハウス」で移住体験をする場合は、積雪シーズンに雪かきの作業に貢献する必要があります。

日常的に重労働をこなすことになるため、シニア世代や体力に自信がない方は注意しましょう。
尚、東川町の中心市街地からは車で約10分となっており、生活しやすい立地が魅力です。

新潟県佐渡市

田舎暮らしをしたいなら1ヶ月の移住体験をしよう!移住体験ができる自治体5選
(画像=『移住支援.com』より引用)

新潟県佐渡市は、佐渡島に位置しています。
「大佐渡山地」「国府川」「加茂湖」「両津湾」をはじめとする大自然に囲まれており、緑と水のコントラストが美しい自治体です。
佐渡市では、さまざまな産業が盛んに行われているという特徴があります。農業、漁業、酒造業が主要な産業となっており、佐渡産コシヒカリや寒ブリの産地としても知られています。

また、温泉、神社仏閣、遺跡などの観光地も多いことから、さまざまな分野で仕事を見つけやすい移住地です。
佐渡市から県庁所在地の新潟市へ行く場合、船が主な交通手段となります。片道3時間半ほどかかることから、「都市部から遠く離れた場所で長閑な田舎暮らしを楽しみたい」「中途半端な場所じゃなくて本格的な田舎で生活してみたい」という方におすすめです。

佐渡市では、お試し移住体験用の「さど暮らし体験住宅」を提供しています。4種類の住宅があり、4DKで海と山から程近い「とよおか住宅」、山間部に位置する1Kの「かわも住宅」、3DKでスーパーから程近い立地の「はたの住宅」、4Kで中心街に近い「はもち住宅」から選択可能です。
利用料金は、「とよおか住宅」が月額30,000円~45,000円、「かわも住宅」が月額20,000円~30,000円、「はたの住宅」が月額30,000円~45,000円、「はもち住宅」は月額30,000円~45,000円です。

利用料金には水道光熱費、火災・家財保険料、通信費、放送受信料が含まれており、利用可能期間は1~6か月間となっています。
家電製品や調理器具等は備え付けてありますが、寝具は利用者自身が持ち込む必要があります。各お試し住宅には駐車場が付いており、移住体験中の移動手段を確保できる点もポイントです。

ペットの飼育が可能な住宅や農業研修に参加できる住宅もあるため、興味がある方はぜひチェックしてみましょう。尚、「さど暮らし体験住宅」は、夫婦の年齢合計が80歳未満、40歳未満の単身者、中学生以下の子どもを持つひとり親世帯、18歳未満の子どもが3人以上いる世帯といった条件のいずれかを満たすことで利用可能となります。

福井県福井市

田舎暮らしをしたいなら1ヶ月の移住体験をしよう!移住体験ができる自治体5選
(画像=『移住支援.com』より引用)

福井市は、福井県の県庁所在地です。県内北部に位置しており、人口は25万人ほどとなっています。
福井市は、利便性の高さが魅力の自治体です。JR西日本、えちぜん鉄道、福井鉄道が市内を通っており、新幹線の停車駅でもあります。路線バス、高速バス、コミュニティバスなども豊富なことから、公共交通機関の便が良い移住地です。

また、教育機関も多く、小中学校、高等学校、大学はもちろん、中高一貫校も設置されています。教育の選択肢が非常に多いため、「田舎暮らしに憧れるけど子どもの教育にも力を入れたい」「ある程度田舎の雰囲気を楽しめて教育機会にも恵まれた場所で暮らしたい」という方にピッタリです。

暮らしやすい環境が整った福井市ですが、さまざまな自然環境を楽しめるというメリットもあります。
日本海、山、川、湖、島といったバリエーション豊富な自然を満喫できるので、自身に合う自然環境の中で暮らせる移住地です。

福井県福井市のお試し移住は、ホームステイ形式となっています。田畑が広がる長閑な田舎エリアで、築50年の住宅でホストと共に暮らすことができます。ホストファミリーは両親と子ども3人の5人家族となっており、ホストファミリー自身も福井市内への移住者です。

先輩移住者の自宅でお試し移住体験ができるので、田舎移住に関するアドバイスをより具体的に得られる環境です。
受け入れの対象は単身者、夫婦、カップル、家族世帯と幅広く、子連れにも優しい受け入れ先となっています。
季節に合わせてお花見、ピクニック、畑仕事、焚火、海水浴、雪遊びなどができる環境となっているので、福井市の魅力を大自然の中で堪能したい方におすすめです。

ホームステイには、2つの部屋タイプが用意されています。トイレ付きの個室とログハウス風の洋室があり、受け入れ可能期間は通年です。
料金はトイレ付きの個室が1か月間46,200円で、ログハウス風の洋室は39,600円です。料金には週5~7日分の食事や通信費が含まれていますが、12~3月の期間中は暖房費として月5,280円が加算されます。

未就学児は無料、小学生の利用料は大人の半額なので、家族一緒に移住体験がしやすい点もポイントです。
尚、ホームステイ先は、福井駅からバスで25分の立地です。ショッピングセンターまでは車で10分となっており、ホストファミリーが送迎に対応しています。駐車スペースが広いので、自家用車を持ち込みたい方にも最適です。

兵庫県朝来市

田舎暮らしをしたいなら1ヶ月の移住体験をしよう!移住体験ができる自治体5選
(画像=『移住支援.com』より引用)

朝来市は、兵庫県の北部に位置しています。
「天空の城」として有名な竹田城跡がある自治体で、「出石糸井県立自然公園」や「朝来群山県立自然公園」をはじめとする自然が多いエリアです。
市内には食品メーカー、衣料・日用雑貨品、電力会社、酒造メーカーなどの企業や工場が集まっており、雇用機会が多いという特徴があります。仕事の選択肢が豊富にあることから、移住後の就職活動をスムーズに進められる移住地です。

また、朝来市から神戸市までの所要時間は、車で約1時間半です。JR西日本やバスを含む公共交通機関はもちろん、インターチェンジや国道も通る交通アクセスの良い立地となっています。
都市部から遠過ぎず近過ぎない距離感なので、利便性を兼ね備えた田舎暮らしを満喫できます。

朝来市は、子育て支援が盛んな点もポイントです。未就学児の子育て相談、交流会、遊びの場として活用できる子育て学習センターが設置されており、育児の悩みや不安を軽減しやすい環境が整っています。利用料金は無料となっているので、子育て世帯にとって暮らしやすい自治体です。

朝来市で提供されているお試し住宅は、計4種類です。
田園地帯の一軒家でゆったりとした移住体験ができる「川尻住宅」、竹田城跡の麓に位置する古民家で暮らせる「竹田住宅」、農村で田舎暮らしが体験できる「林垣住宅」、ホタルなどの野生生物が暮らす地域に住める「与布土住宅」があり、環境の異なるエリアで自分に合った田舎暮らしを楽しめます。

尚、全てのお試し住宅に和室が付いているので、通気性が良い住宅環境で暮らせる点もポイントです。
最も古いお試し住宅は「竹田住宅」の明治8年で、歴史を感じられる趣深さが魅力です。

利用期間は全て1か月単位となっており、最短1ヶ月、最長で24ヶ月まで移住体験することができます。長期間の利用を前提としているので、「とりあえず1ヶ月の予定だけど状況に合わせて延長も考えたい」「もし1ヶ月で十分に情報収集できなかったらどうしよう?」という方でも安心です。

お試し住宅の利用料金は、全て月額3万円となっています。家電製品は揃っているものの、水道光熱費、通信費、交通費、放送受信料などは一切含まれていません。
また、朝来市の移住体験をする場合は、自治会活動への参加の意思や、空き家バンクの登録者であることが利用条件に含まれるので注意しましょう。

鹿児島屋久島町

田舎暮らしをしたいなら1ヶ月の移住体験をしよう!移住体験ができる自治体5選
(画像=『移住支援.com』より引用)

鹿児島屋久島町は、世界遺産の島として知られる自治体です。
島面積の約4分の1が世界遺産に登録されており、屋久杉や絶滅危急種の動植物が生息する独特の生態系が魅力です。森林のイメージが強い屋久島町ですが、海や川など多彩な自然環境が楽しめるエリアでもあります。

住むエリアによって異なる景観や雰囲気を楽しめるので、自身に合う住環境を見つけやすい移住地です。
島内で公共交通機関を使う場合は、路線バスを利用することになります。路線は4種類ほどで、沿岸を走るルートのほか、観光客向けのルートも運行されています。また、本島から屋久島町へ移動する場合の主な交通手段は、高速船です。「鹿児島本港」から発着しており、所要時間は約2時間~2時間半程度となっています。

本格的な田舎暮らしを楽しめる立地なので、「大自然に抱かれながら生き生きとした暮らしがしたい」「大都市から遠く離れた場所で自然と共生したい」という方におすすめです。

屋久島町で移住体験をする場合、ゲストハウスに滞在することができます。1ヶ月以上の受け入れで月々5,4450円の利用料となっており、キッチンは他のゲストと共同になっています。

冷蔵庫、洗濯機、乾燥機をはじめとする家電製品のほか、駐車場、駐輪場、ネット環境が整っている点もポイントです。「宮之浦港入口バス停」から徒歩5分に位置しており、スーパー、飲食店、郵便局などが徒歩圏内にある利便性の良い立地です。海が目の前にあるため、海風の心地よさを感じながら行き交う船を眺めることができます。

また、川遊び、お花見登山、釣り、山の中でのタンカン・ポンカン収穫をはじめとするイベントも多く開催されており、屋久島町が持つ自然の魅力を存分に堪能できる移住地です。
オーナー自身も移住者なので、屋久島で田舎暮らしをする際のアドバイスをもらいながら情報収集ができます。
尚、タイミングによっては農業のアルバイトができる可能性もあり、経済的負担の軽減に繋がるというメリットがあります。海と山に囲まれた環境で移住体験に挑戦したい方は、屋久島町のゲストハウスを訪れてみてはいかがでしょう?

まとめ

田舎暮らしをしたいなら1ヶ月の移住体験をしよう!移住体験ができる自治体5選
(画像=『移住支援.com』より引用)

田舎暮らしをスタートさせたい方は、移住体験に挑戦してみましょう。1ヶ月間という長期間の移住生活を体験することで、現地の特徴や自分自身とのマッチングを確認することができます。また、移住前に現地住民との交流を深められることから、移住後の人間関係に悩みにくいというメリットも兼ね備えています。移住体験をする際は、1か月間という長期の利用に対応している自治体を見つけることが大切です。現地の暮らしやすさをしっかりと見極めるためにも、妥協せずに自治体探しを続けましょう。移住体験のプロセスを踏むことで、田舎暮らしの成功率を高めることに繋がります。


提供・移住支援.com

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