女性のためのキャリアアッププランの書き方③結婚・子供・家庭
女性にとって、結婚・出産・育児については、考えどころではないでしょうか?やはり、仕事をしながら育児に家事に…となると、日々追われてしまうことになってきますもんね。
極論ですが、最初から結婚はいいや、子供はいいや…という選択肢も、今の時代はアリです。しかし、やっぱり女性に生まれた以上、結婚したい…子供は欲しい…という方も多いことでしょう。でも、ステップアップ・キャリアアッププランも捨てがたい…。
この選択は、職場環境やなりたい自分の理想像によって非常に大きな影響を及ぼしますが、かといって、思ったとおりになるとも限らないことです。
たとえば、小さい頃は、20代で結婚して20代のうちに子供は2人を産んで…なんて、簡単に考えていたものの案外、大人になってみると…結婚ってそんなに簡単じゃない…って思ったことってありませんか?こればっかりは縁ですからね。自分で決めたとおりに進むとは限りません。
結婚・子供・家庭に関する書き方のポイント
先ほどの解説のとおり、こういったことに関しては、人それぞれの縁は違いますので、キャリアアッププランを考える上で、”プラスアルファの余白”として考えておくと良いでしょう。女性として、出産などは考える年齢もあるでしょうが、含みをもたせて臨機応変に考えておいた方がベターです。
結婚した場合は?子供・家庭を持ちたくなったら?というケースも想定して、選択肢を限定しない書き方をしておけば、状況に合わせて柔軟に対応できます。往々にしてこの類のプランは決めたところで、その通りにはいかないことも多いもので…。
ただ、そうなった場合にはどういったサポートが受けられるかを、事前に調べておく(イメージしておく)のは有効です。
たとえば、会社は産休・育休に対応してくれるか?旦那さん(候補含む)は、キャリアアップの目標に協力してくれそうか?産休・育休中でも、通信講座などでスキルアップできるような講座があるのか?周りの協力は得られるか?など、外へ出ないであろう期間にも、キャリアアップを目指せる環境作りを意識・確認しておくのも良いですね
女性のためのキャリアアッププランの書き方④譲れない思いは?
女性がキャリアアップしたい時、プランの書き方で注意したいことは、『譲れない思い』を明確にしておくことです。これは絶対に叶えるんだという強い気持ちや、ブレない思い、譲れない思いがあると、プランの軌道修正もしやすくなりますからね。
また『譲れない思い・条件』を明確にしておく方が、”自分らしい”・”自分に見合う”キャリアアッププランの書き方ができるようになってくるんです。どういう意味は、少し具体的に説明しますね。
独立して自分のお店を持つことを決めた、ある女性美容師さんのお話です。
雇われの頃は、来るもの拒まず・年中無休で終日で業務に追われる毎日を過ごし、仕事内容は大好きなのに、休まらない毎日というジレンマに苦しんできました。『好きな仕事なのに、なんでこんなに苦しいんだろう?こんなんじゃ思う仕事(お客さんへのサービス)はできないし、その前に自分が壊れてしまう…』と、深く悩んだそうです。そんな彼女は独立を決め、キャリアアッププランを考えるようになった時…
まず最初に『完全予約制にする!これは絶対に譲らない!』と決めました。
でもこの思いが功を奏して、最初から”完全予約制で回すにはどうすべきか?”というキャリアアッププランの書き方ができたため、遠回りすることなくなりたい自分・思い描くキャリアアップを実現できたそう。こういった『絶対こうしたい!』という思いは、夢や思いを実現させるエネルギーにもなりますし、継続的な思考をもたらしてくれるんですね!
女性のためのキャリアアッププランの書き方⑤理想と現実の違い
女性のキャリアアッププランの書き方で、なにをどう詰めていけば良いのか…と、そもそものところから悩むケースも少なくありません。または、なりたいキャリアアップした時のイメージだけが先走って、ただの『夢ノート』のような書き方をしてしまう方もいます。
この状態でいくら書いていても、『で?どうすんの?』というオチになってしまい、結果、プランではなく妄想のみ、あるいはしんどいだけのハード過ぎるプランになって終わってしまうのです…。
書き方のコツは、現在の自分と目指すキャリアアップした自分との”穴埋め”をしていくイメージで書くこと。
- 今の自分の思い・やりたいこと(なぜそうしたいと思ったのか?どんな経験があってそうしたいと思ったのか)
- 現状の問題・自分ができること(やりたいことやその思いに対してどんな問題があるか、なにができるのか)
- お客さんとなる方・周りの方のニーズ(実際にどういったことをしたらお客さんを掴めるか)
の3つを主軸にすることが大事です。
思いばかりが先走ってしまうと、このバランスが崩れてきてしまいます。たとえば、お客さんを追い過ぎてしまうと、”やりたいこと”を無理してやるはめになってしまい、気付けば”やらないといけないこと”のような義務感に変わってしまって、全然思っていたのと違う環境を作り出してしまうのです。
自分の思いと、できること・できないこと・やりたくないことの仕分けをし、ニーズと自分の思いを総合して良い状況を作るように心掛けてください。