テーマを設けたイルミネーションも人気のあぶくま洞や、”ドラゴンブルー”と呼ばれる地底湖が見どころの龍泉洞、さっぱ船に乗って訪れる青の洞窟など、東北にあるおすすめの鍾乳洞&洞窟をご紹介します。
1.あぶくま洞(福島)
福島県田村市にある鍾乳洞で、およそ8,000万年という歳月をかけてつくられました。全長は600mほどと大きくはありませんが、鍾乳石の種類はバラエティに富み、種類と数の多さは東洋一とも言われています。
現在は多くの鍾乳洞で設置されているライトアップですが、日本の鍾乳洞で初めて、舞台演出用の調光システムを導入したのは、あぶくま洞でした。今でも毎年、「竹とり物語」、「花物語」など、テーマを設けイルミネーションの装飾を変えるなど、季節やイベントに応じて趣向を凝らし、訪れる人々を楽しませてくれます。
一番の見どころは、高さ29mの洞内最大のホール「滝根御殿」。ここではクリスタルカーテンやボックスワーク、シールド、洞穴サンゴなど、ここでしか見ることのできない貴重な鍾乳石を間近で楽しむことができます。
2.龍泉洞(岩手)
岩手県岩泉町にある鍾乳洞。洞内に住むコウモリとともに、国の天然記念物にも指定されており、”ドラゴンブルー”と呼ばれる世界有数の透明度を誇る青い地底湖が有名です。
洞内の総延長はわかっている部分で3,600mあり、そのうち700mを公開。現在も調査は進んでおり、総延長は5,000m以上と推定されています。
8つある地底湖のうち3つが公開されており、第3地底湖は水深98m、非公開の第4地底湖は水深120mと日本一の深さを誇ります。洞内の照明をLED化することにより、より幻想的な世界を演出しています。
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