『日本書紀』や『万葉集』にも登場した「牟婁の湯」
『日本書紀』によると、日本三大古湯の1つは白浜温泉とされています。そんな白浜温泉に来た以上、温泉に入らないわけにはいきません。
歩き疲れた時にオススメしたいのが「牟婁の湯」。1,350年ほどの歴史があり、『日本書紀』や『万葉集』にも記述が残る、昔ながらの外湯です。「行幸湯(みゆきゆ)」と「礦湯(まぶゆ)」という異なる源泉から引いた2つの湯を楽しむことができます。
歴史は長いですが改装されておりそこまで古さは感じないため、外湯初心者でも入りやすいです。
太平洋を一望できる「崎の湯」
崎の湯は、かつて「湯崎七湯」と呼ばれた外湯の中で、唯一昔のままの形を残しています。
近年リニューアルされて岩の先端に湯船が追加されましたが、強風などにより波が高い時には湯船まで波が来てしまい入れなくなることもあるという、かなり思いきった作りになっています。
太平洋を目の前にして、潮風を感じながら入ることのできる豪快な外湯です。
太平洋の前に広がる大岩盤「千畳敷」
千畳敷は、その名の通りなめらかな岩盤が石畳のように広がる景勝地です。太平洋に向かってゆるやかに階段状にくだっており、海の近くまで歩いていくことができます。
高さ50メートルの断崖絶壁と熊野水軍が船を隠した洞窟「三段壁」
白浜を代表する景勝地といっても過言でもないのが三段壁です。50メートルの断崖が2キロも続くダイナミックな風景が広がっています。
決して崖が三段になっているわけではなく、昔漁師が魚群を見張る場所(見壇、みだん)であったことからこの名で呼ばれているとされます。
三段壁の地底36メートルには海蝕洞窟が広がっており、エレベーターを使っておりることができます(有料)。源平合戦で活躍した熊野水軍(熊野海賊)が船を隠していたとされます。
洞窟の全長は200メートルもあります。洞窟内に流れこんで大きくはじける波や、資料に基づき復元された熊野水軍の番所、日本最大クラスの大きさをほこる青銅製の牟婁大辯才天(弁天様)が見どころです。
すべての人にお勧めできる観光地
この順番で回れば、「とれとれ市場南紀白浜」~「円月島」の間以外はバスを使用せず徒歩で回りきることができます。
海産物、温泉、景勝地、歴史的に価値のあるスポットを兼ね備え、近くにアドベンチャーワールドまであるという、あらゆるニーズに応えられる観光地ですので、遠方にお住いの方もぜひ一度足を運んでみることをオススメします。
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