80年代大ヒットした映画『クロコダイル・ダンディー』について、この記事ではあらすじとキャストなどの情報をまとめます。男らしくてカッコいいダンディーは、世代を超えて愛される、映画史に残るキャラクターの一人です。これを機会に、ぜひ『クロコダイル・ダンディー』を視聴してその面白さに触れてみてください。
映画『クロコダイル・ダンディー』の基本データ
映画『クロコダイル・ダンディー』は、1986年製作のアメリカ映画です。オーストラリアの奥地で暮らす「クロコダイル・ダンディー」と呼ばれる探検家が、ニューヨークでドタバタを巻き起こす様子を描いた作品です。
製作はジョン・コーネルが手がけ、監督を務めたのはピーター・フェイマンです。ピーター・フェイマンはテレビ出身の監督で、「クロコダイル・ダンディー」にて初めて劇場用映画を手がけることとなりました。
ポール・ホーガンが原案を出し、ピーター・フェイマンとケン・シャディー、ジョン・コーネルが共同で脚本を綴っています。撮影はラッセル・ボイド、音楽はピーター・ベストがそれぞれ手掛けました。
映画『クロコダイル・ダンディー』の主要キャスト
映画『クロコダイル・ダンディー』には様々な人物が登場します。ここでは、主要な登場人物とそれぞれを演じたキャストについてまとめます。
主要キャスト①ポール・ホーガン:マイケル・クロコダイル・ダンディー
マイケル・クロコダイル・ダンディーを演じたのはポール・ホーガンです。高校卒業後あらゆる仕事を転々としていた彼は、テレビのタント発掘番組に出演したところ、人気を博すようになります。ここではタップダンスをしながらナイフ投げをする芸を披露していました。
77年には自身のテレビショーを持つこととなり、痛烈な社会風刺とドタバタを掛け合わせ、高視聴率を博しました。84年からはアメリカ向けのオーストラリア観光CMに出演する際、キャンペーンのためニューヨークへ赴きます。
「クロコダイル・ダンディー」はまさに、彼のこの時の体験をもとに制作されました。世界中でヒットしたこの作品は彼自身の知名度もアップさせ、彼は製作ら作品に参加するようになります。93年には投資家に映画作品の株を買ってもらうことで資金を集め、コメディ西部劇を製作しています。
主要キャスト②リンダ・コズラウスキー:スー・チャールトン
スー・チャールトンを演じたのはリンダ・コズラウスキーです。ジュリアード音楽院で学んだのち、1981年から舞台女優としての活動をスタートさせます。86年には『クロコダイル・ダンディー』でスー役を演じたことで一躍人気となりました。
その後、88年には続編『クロコダイル・ダンディー2』や、1995年にはSFホラー映画『光る眼』にも出演しています。2001年『クロコダイル・ダンディー in L.A.』に出演したのを最後に女優を引退することとなりました。
主要キャスト③ジョン・メイロン:ウォルター・ライリー
ウォルター・ライリーを演じたのはジョン・メイロンです。コミカルな役を多く演じている彼は、オーストラリアの俳優として知られます。「クロコダイルダンディー」、「クロコダイルダンディー2」でウォルター・ライリーを演じたことで、広く世に知られることとなりました。
主要キャスト④マーク・ブラム:リチャード・メイスン
リチャード・メイスンを演じたのはマーク・ブラムです。マーク・ブラムは70年代から舞台を中心に俳優として活動を始めます。
80年代からは『マドンナのスーザンを探して』『クロコダイル・ダンディー』『ニュースの天才』『ケイト・レディが完璧な理由』など多くの人気作に出演しました。2020年3月25日、新型コロナウイルスによる合併症で、69歳にしてこの世を去りました。