彼の発言に耳を疑う…
沙月さんの自宅に招かれたKさんはとても楽しそう過ごしていて、最近見たテレビの話や会社での面白かったエピソードなど他愛もない会話をしていました。
しかし、沙月さんは「はっきり伝えなければ!」と思い、勇気を出して「二人きりでの会話はとても楽しいんだけど、仕事中は仕事に支障が出てちょっと困ってるんだ」と伝えました。
一瞬驚いた様子でしたが、素直に「あ、ごめんね」と謝ってきたKさん。「やっぱりちゃんと伝えれば分かってくれるんだな」と少し安心したのも束の間…
「でも、沙月ちゃんの仕事ってプログラムと違ってそんなに頭使わないんじゃない? よく知らないけど、テンプレートの返事をすればいい仕事だと思ってた…でも、ごめんね。気を付けるよ」
Kさんはいつも仕事の区切りがいいところで、気分転換を兼ねて沙月さんのところに来ていて悪気はなかったそう。しかし、そんなことはどうでもよくなる程、この一言は沙月さんにショックを与えました。
小馬鹿にされたことが許せない
「就きたかった職ではないと言えど、配属から今までプライドを持って向き合っているユーザーサポートの仕事を『頭を使わない仕事』などと小馬鹿にされたことが許せませんでした」と悔しそうに話す沙月さん。
しかも、それを投げかけた人物が、一番味方でいて欲しかった彼氏だったことと、なによりもその人が憧れのプログラマー職だという事実に、やるせない気持ちでいっぱいになったそう。
沙月さんは思いもよらない発言に驚き、特に返す返事も見つからずぼーっとそのままNetflixを鑑賞しその日を終えました。