北海道開拓時に十勝の人々の大切な足として活躍した、旧国鉄広尾線の歴史に触れてみてはいかがでしょう？
幸福駅の見どころ紹介
恋人の聖地として昭和48年に一大ブームを巻き起こした旧国鉄広尾線の幸福駅は、現在でも当時の姿をよくとどめており、そのノスタルジックな雰囲気が人気を集めています。
老朽化により2013年に全面リニューアルされたものの、当時の趣をそのままに残して改修されたため、今も尚、訪れる人が後を絶ちません。
廃線・廃駅となっても愛され続ける幸福駅の見どころについて、ご紹介していきます。
木造駅舎
リニューアル後も当時の趣をそのままに残している木造の駅舎は、旧駅舎の木材を再利用して造られました。
建物に数多く付いている紙片は、訪れた人が記念にと貼っていった切符や名刺、写真などです。
裏手に回ると、駅舎に入ることもできます。駅舎内には、建物の外側よりも更に多くの切符や名刺が貼られており、壁や天井を覆い尽くしています。
訪れた際には、幸福を願って、記念に一枚貼っていかれてはいかがでしょう？
ディーゼルカー
駅舎の前には、何とも言えない、哀愁漂う2両のディーゼルカーが展示されています。
旧国鉄広尾線として帯広～広尾間を走っていた車両の2両で、実際に車内を見学することもできます。
歴史を感じさせる対面式の座席や、天井の扇風機など、しみじみと時代の流れが感じられます。
また、駐車場側の車両内には、休憩スペースが設けられ、写真なども展示されており、ゆっくりと過ごすことができます。
今は役割を終え、静かに休んでいるディーゼルカーの車内で、センチメンタルな気分に浸ってみてはいかがでしょう？
幸せの鐘
「鳴らすと幸せになる」と人気の幸せの鐘は、駅舎からプラットホームへと抜ける通路に設置されています。
休日などは鐘を鳴らそうと観光客が列をなすほどの人気っぷりです。訪れた際には、ぜひ鳴らしてみて下さいね♪
キップ販売所
ブームを呼んだ「愛国から幸福ゆき」への切符は現在でも購入可能です。
切符には訪れた日の日付が入るので、記念になること間違いありません！幸福駅・愛国駅の売店で1枚220円で販売されています。
幸福駅周辺の写真撮影スポット
幸福駅の敷地内には色々なところに、幸福駅ならではの写真撮影スポットがあります。
撮影グッズなども置いてあるので、幸福駅を訪れたことを記念して、ぜひ思い出に残る1枚を撮っていかれてはいかがでしょう？
幸福駅周辺の景色
幸福駅周辺には、哀愁漂う駅と共に、雄大な自然を感じられる北海道らしい景色が広がっています。
広大な畑や白樺の木など、十勝らしい景色もぜひ味わっていってくださいね。
おわりに
一大ブームを巻き起こし、その役目を終えた今でも愛され続ける旧国鉄広尾線の愛国駅と幸福駅はいかがだったでしょう？
当時の趣を残した駅舎やプラットホームなど、哀愁漂う景色は現在でも人気があり、訪れる人が後を絶ちません。
十勝までいらした際には、ぜひ、ノスタルジックな魅力に包まれた愛国駅と幸福駅にも足を運んでみてくださいね。
提供・トリップノート
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