紫陽花に癒され
小池結花さん(仮名・37歳・主婦)の場合。
「20代の頃は、花なんてそんなに興味なかったんですけどね。ここ2~3年で歳を重ねたせいか、紫陽花がとても好きになったんですよ」
大きな公園のそばに引っ越しをしたのがきっかけで、傘にあたる雨音を聴きながら紫陽花を見てまわるのが癒しの時間になりました。
「よく見ると紫陽花っていっぱい種類があるんですよね。色や形に大きさも様々で、植えた土壌(土の酸度)によって、同じ品種なのに色が変わるのもミステリアスで面白いですよね」
ちなみに、酸性の土は青花になり、中性~弱アルカリ性の土ではピンク花になるんだそうです。
「娘(E奈ちゃん・7歳)が学校に行っている間、買い出しに行く前に公園に寄るのですが、雨の日は殆ど人がいなくて貸し切り状態ですごく贅沢な気持ちになれるんです」
紫陽花タイム
そして結花さんには密かなお楽しみがあります。
「傘をさしながら紫陽花と自撮りをすると、不思議といつもより綺麗に撮れるんですよ。紫陽花が雨で光って幻想的な仕上がりになるので、ついついたくさん撮っちゃうんですよね。雨で誰もいないので恥ずかしくないですし(笑)」
そんな束の間のひとりで過ごす時間が、とても良い気分転換になるんだとか。
「夫(43歳・会社員)やE奈と一緒に見る紫陽花ももちろん好きなのですが…私にとっての紫陽花タイムは、ひとりでホッひと息ついて落ち着けるこの時間なんです」
お次はお気に入りの傘をゲットした女性のエピソードです。