アメリカの高校卒業資格が取得できるオンライン制スクール「ipcインタースクール」では、24カ国の学生と国際交流できるオンラインコミュニティの提供をスタート。ディスカッションによる単位取得も可能になった。
オンラインコミュニティで国際交流
「ipcインタースクール」では、アメリカのオンライン制ハイスクールのカリキュラムを受講することができる。提携校はフロリダにある24ヵ国の学生が学ぶグローバルな学校。米国教育省認定機関である遠隔教育認定委員会(DEAC)にも認められ、Middle States Association認定の卒業資格を取得することが可能だ。
これまで、ブログやビデオブログを提出して単位を取得するカリキュラムはあったが、今回、新たにオンラインコミュニティでのディスカッションによる単位取得が可能になった。人種差別、食文化、宗教、言語などのテーマからトピックを選び、さまざまな国の生徒が自分の経験や自国の現状について話し合うことで単位を得られる。
国境を越えた生徒同士のオンライン交流により、コミュニケーションスキルを身につけたり、さまざまな国や背景にある人々との関係を育んだりするなど、貴重な体験ができるのも特徴だ。
自分の将来に役立つことが学べる
日本の高校生たちにとって、多種多様な選択肢に溢れる現代は迷路のようなもの。同校では、生徒一人一人の要望に合わせてメンターが一緒になって目標を設定し、オーダーメイドのカリキュラムを創出。将来なりたい職業があるのなら、その職業に就くために必要なことを勉強する、といった具合に、決められた科目を学習するのではなく、夢や目標を達成するための計画を逆算で立て、それに沿って勉強していく。そしてそれらは、すべて単位として認められる。
また、メンターは、相談者や助言者の枠を超え、一緒に進んでいく“仲間”として生徒に寄り添い、学習のサポートのみならず、メンタルの強化やモチベーションの維持もケアしていく。