真田邸

人気の戦国武将・真田氏ゆかりの地をめぐる【長野】
(画像=Olive トリップノートより引用)

ここからは、少し離れていますが、上田市から車で40分ほどの場所にある長野市松代町へ移動します。

江戸時代、大名の妻子は生涯江戸住まいを義務づけられていましたが、1862年(文久2年)、文久の改革による参勤交代制度の緩和にともない、九代藩主・幸教が、義母・貞松院の住まいとして1864年(元治元年)に建築した松代城の城外御殿が真田邸です。

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(画像=Olive トリップノートより引用)
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隠居後の幸教もここを住まいとし、明治以降は、伯爵となった真田氏の私宅となりました。江戸末期の御殿建築の様式を今に伝える貴重な建物で、座観式の庭園の四季の風情も見どころです。

真田宝物館

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(画像=Olive トリップノートより引用)
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(画像=Olive トリップノートより引用)

真田家十二代当主・幸治氏から譲られた武具、調度品、書画、文書などの大名道具を収蔵・展示しており、大変見ごたえのある博物館です。

武田信玄・豊臣秀吉・石田三成・徳川家康ら、そうそうたる武将からの書状など、貴重な資料はおよそ5万点にも及び、年4回展示替えがあるそうです。また無料で具足から鎧までの本格的セットが試着できます。

松代藩文武学校

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(画像=PIXTA トリップノートより引用)

松代藩八代藩主・幸貫が水戸の弘道館にならって計画、1855年(安政2年)に開校した文武学校は、藩士の子弟が学問と武道を学ぶ場として造られました。教室にあたる文学所、武術を学ぶ剣術所や槍術所などが配置されています。

当時の時間割には東洋や西洋の医学なども組み込まれており、先進的な教育が行われていたようです。この文武学校は、映画や時代劇のロケにもしばしば利用されています。

松代城跡

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(画像=Olive トリップノートより引用)

武田信玄と上杉謙信が、信濃の覇権を競った川中島合戦で、武田側の拠点として築城された松代城。その後多くの武将がおさめますが、1622年より明治維新まで真田家の居城となりました。千曲川の流れを外堀とする天然の要塞で、当時は「海津城(かいづじょう)」と呼ばれました。

明治の廃城にともない建物が壊されましたが、2004年(平成16年)に櫓門、木橋、堀などが復元され、当時を偲ばせる風景なので、立ち寄ってみてはいかがでしょう。春になると、桜の名所としても知られています。

旧樋口家や町並み

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(画像=Olive トリップノートより引用)
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松代城のすぐ東南に位置するこの界隈は、上級武士が多く住む武家屋敷町だったことから、風情ある町並みが続きます。通り沿いにある樋口家は、藩の目付役なども務めた家柄で、現在は旧樋口家として無料で見学できます。ここでは、松代藩の上級武士の屋敷をよく理解することができます。

最後に

「真田幸村、敵ながら天晴れ。日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と敵方から称賛された真田幸村。小豪族から戦国大名にのぼりつめた彼は、今も愛され続け、数々の真田伝説が伝えられています。

そんな真田家ゆかりのスポットをご紹介しましたが、まだまだご紹介しきれないスポットが多く存在します。特に長野市松代町は、真田家ゆかりの住宅はもちろん、象山記念館や池田満寿夫美術館、象山地下壕など見どころも多いので、ゆっくり散策を楽しめる場所です。

提供・トリップノート



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