「夫は、いつも身なりがきちんとしていて、清潔感あふれる人でした。だから、まさかあんなにも掃除ができない人だとは思わなくて……。とにかく、びっくりしました」
※イメージです(以下、同じ)
そう語る高木菜摘さん(32歳・仮名)は、結婚1年目の新婚さん。夫・修平さん(33歳・仮名)が、結婚後にまったく掃除ができない人であることを知り、驚愕した時のことを振り返ります。
清潔感あふれる爽やか系男子とマッチング!
菜摘さんは3年前にマッチングアプリで修平さんと出会い、意気投合。3回のデートを経て、交際することになりました。
「初対面の時、彼はネイビーのジャケットをびしっと着こなしていて、すごくかっこよかったです。その後のデート時も毎回、かっちりした服装で来てくれて。デキる男みたいな雰囲気がすごく好きでした」
修平さんは、些細な服のシワすらも気にし、「アイロンかけたんだけど、このシワ目立つかな?一緒にいて恥ずかしくない?大丈夫?」と気遣ってくれることがありました。
「そのマメさや清潔感があるところに、すごくキュンとしたんです。近づけば、香水のいい香りもして。爽やかでおしゃれな人だから、この人に釣り合うように自分も頑張ろうってモチベーションがあがりました」
その後、菜摘さんは修平さんからのプロポーズを受け、結婚。これから始まる新生活に胸を弾ませていました。
週1回掃除したいのは「潔癖症」と言われ愕然
結婚後、修平さんは家事の負担がどちらかにかたよらないように分担を決めようと提案してきました。その結果、菜摘さんは部屋とお風呂の掃除と食事作りを、修平さんは食後の皿洗いと洗濯を担当することに。
「分担は決めたけれど、『つらい時や仕事で疲れた時は言ってね。フォローするから』と夫は言ってくれました。こんな優しい人と結婚できて、本当によかったと思っていたんです」
しかし、一緒に暮らし始めて1ヶ月が過ぎた頃。その週、仕事が忙しく、疲れ切ってしまった菜摘さんは、週1回している部屋の掃除ができないと思ったため、修平さんに頼むことに。すると、修平さんは渋い顔をし、「週1じゃなくて、2週間に1回とかでいいんじゃない?来週やればいいよ」と菜摘さんに告げてきました。
「でも、うちには犬と猫がいるので、最低でも週1回は絶対に掃除しないと部屋が汚くなってしまう。2週間に1回では厳しいから、今週だけやってほしいと伝えました」
その言葉を聞いた修平さんは、なぜかヒートアップ。「週1回、絶対に掃除したいっていう価値観が理解しがたいし、潔癖症すぎる」や「俺の目から見れば、どこも汚れてない」と菜摘さんに反論してきたのです。