思い出の素麺
田辺絢香さん(仮名・35歳・主婦)の場合。
「子供の頃によくおばあちゃんが、前日に残った素麺をお味噌汁に入れて、軽く煮込んだものを朝食に出してくれたんですよね」
その味が忘れられない絢香さんは、今でもたまに、わざわざ味噌汁用に素麺を茹でてまで作ることがあるそう。
「具は何でも合いますが、私はナスと油揚げのお味噌汁+素麺が大のお気に入りなんです。あ、なめことネギのお味噌汁にも抜群に合うのでオススメです」
受け継がれる味噌汁素麺
ちなみに絢香さんの娘(K菜ちゃん・4歳)も、味噌汁素麺を喜んで食べています。
「特に梅雨時の少し肌寒い朝に、少し七味唐辛子を振って味噌汁素麺を食べていると、その味と温かさで、亡くなったおばあちゃんに可愛がってもらった思い出がよみがえってくるんですよね」
K菜ちゃんが、そんな“おばあちゃんの味”である味噌汁素麺を好んで食べてくれることが、絢香さんはとても嬉しいそうです。
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<文・イラスト/鈴木詩子> 鈴木詩子 漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
提供・女子SPA!
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