何を隠したの?
そして、そんな姿を見られてしまったYさんは恥ずかしがりながらも、急にハッとして食べかけのどんぶりを自分の後ろに隠しました。
「急だったのに、私が来たことを喜んでくれて『でもこんな格好でごめんね』と彼は照れていました。…何か隠されたら、そんなの気になるに決まっているじゃないですか」
無理やりYさんの後ろに回り、佑美さんはどんぶりを奪い取りました。
「中身は、素麺にキムチが乗っかっていてマヨネーズがかかったものでした。なんでコレを隠すのか意味が分からなかったのでYさんに理由を聞きました」
素麺がキッカケで縮まる距離
すると、このキムチマヨ素麺はYさんの好物なのですが、前の彼女に「何その気持ち悪い食べ方!私の前で二度としないで!!」と怒鳴られたことでかなり傷ついてしまい、それ以来ひとりの時にしかこの食べ方をしないようにしようと、固く心に決めていたと悲しそうに話してくれたそう。
「不憫に思った私が『全然気持ち悪くなんかないよ!美味しそうだから私も食べてみたいな』と言ったときのYの嬉しそうな顔といったら…。ホント最高で写真に撮っておきたかったですね」
それからYさんがよくキムチマヨ素麺を作ってくれるようになり、佑美さんは毎回美味しくペロリと平らげているそう。
「この日をきっかけに、本当にお互いの距離が縮まってリラックスして接することができるようになりました。キムチマヨ素麺は、ツナを加えてもとても美味しいですよ!」
お次はちょっと変わった素麺レシピを発見したお話です。