最新のCG技術と大掛かりなセットを用いて撮影された映画『紀元前1万年』は、「誰も見たことがない世界をスクリーン上に再現すること」をスローガンに作られた作品です。迫力のある映像に、ハラハラするような展開が楽しめる映画『紀元前1万年』の世界を味わってみませんか?この記事ではあらすじやキャストの情報をまとめます。

映画『紀元前1万年』の作品情報

映画『紀元前1万年』は、2008年公開のアメリカ映画です。ローランド・エメリッヒ監督がメガホンを取った映画作品で、上映時間は109分です。アクションやファンタジー映画に分類される作品で、脚本はローランド・エメリッヒ、ハラルド・クローサーらが手がけました。

アカデミー賞視覚効果賞を受賞したこともあるるローランド・エメリッヒ監督が「誰も見たことのない世界」をテーマにして描いているのが今作で、当時の最新CG技術を用いた上、映画史上最大規模のセットに巨大ピラミッドを復元するなど、様々な手法でスケールの大きな映像を実現しました。

上映が決まった際、主演のスティーブン・ストレイトが来日していますが、この際彼は「歴史をそのまま再現するものではなく、一つのメッセージを掲げている」と話し、ラストシーンにおける驚きの設定を仄めかしました。

また、脚本を読んだ際にはその規模の大きさに圧倒されたといい、映画を作ること自体が冒険に思われたとも話しています。しかし、歴史ドキュメンタリーというわけではなく、あくまでもファンタジー作品との言葉から、肩肘を張らずに楽しめる作品と言えます。

しかし映画の中の全てを本当らしく見せることにもこだわっている作品のため、紀元前1万年の世界という誰も見たことのない世界を「それらしく」実現するにあたっては、大変な苦労が伴ったようです。

雪山や砂漠など、寒暖差や高度差の見られる過酷な環境で行われた撮影では、大掛かりなセットを組んで最新の技術を駆使することにより、チーム一丸となって作品を作り上げるに至ったといいます。

また、太古の民族を演じるため、体作りとして食事療法やトレーニングをしたほか、言葉のアクセントや時代の社会構造、生活様式などについても学んだといいます。

紀元前1万年のキャスト

【ネタバレ】映画『紀元前1万年』あらすじを徹底解説!
(画像=TSUTAYA、『Sorte plus』より引用)

ここでは紀元前1万年に登場する人物と、それぞれを演じたキャストをご紹介します。映画をより楽しむためにも、事前に登場人物とキャストの情報をチェックするのがおすすめです。ここで紹介する情報を役立ててください。

キャスト①デレー(スティーブン・ストレイト)

【ネタバレ】映画『紀元前1万年』あらすじを徹底解説!
(画像=IMDb、『Sorte plus』より引用)

主人公のデレー役を演じたのはスティーブン・ストレイトです。イングランド系とイタリア系の血を引く彼は、幼少の頃より空手を習っていました。10代の頃にモデルとしてデビューした後はニューヨークで演劇の勉強をし、2005年には映画「スカイ・ハイ」にてデビューを飾っています。

2008年、ローランド・エメリッヒ監督が「Undiscovered」のポスターを見たことによって、彼を『紀元前1万年』の主演に抜擢することとなりました。

キャスト②エバレット(カミーラ・ベル)

【ネタバレ】映画『紀元前1万年』あらすじを徹底解説!
(画像=IMDb、『Sorte plus』より引用)

エバレットを演じたのはカミーラ・ベルです。ロサンゼルス出身の彼女は、生後9ヶ月のころに雑誌広告モデルに起用され、5歳の頃よりテレビ映画などに出演しています。2002年からは本格的に演劇を学び、舞台に出演するようになり、2005年からは再び女優に復帰しました。

アメリカの映画サイト『Independent Critics』では、「最も美しい顔TOP 100」で1位に選ばれています。

キャスト③ティクティク(クリフ・カーティス)

【ネタバレ】映画『紀元前1万年』あらすじを徹底解説!
(画像=belgianfilmfreak、『Sorte plus』より引用)

ティクティクを演じたのはクリフ・カーティスです。ニュージーランド出身の彼は、スイスの劇場で演劇経験を積み、1993年「ピアノ・レッスン」にてスクリーンデビューしたのち、様々なヒット作に恵まれます。

2015年からは、人気シリーズのスピンオフ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」のメインキャストに抜擢されました。

2015年には紀里谷和明監督による「ラスト・ナイツ」に出演しているほか、「MEG ザ・モンスター」、「ワイルド・スピード スーパーコンボ」、「ドクター・スリープ」など近年の話題作にもその姿が見られます。