北海道の道東エリアにある野付半島。砂嘴(さし)と呼ばれる独特な地形をした半島ですが、まさにここは“日本の果て”を感じられる秘境感満載のスポット!今回は、そんな野付半島を巡るシーサイドドライブの旅へとご案内します。
野付半島の砂嘴(さし)と呼ばれる地形が面白い!
北海道の中には、稚内市にある日本最北端の「宗谷岬」や、本土最東端である根室市の「納沙布岬」など、地理的に“日本の果て”を感じることが出来るスポットがいくつかありますが、実は今回紹介する野付半島こそが“日本の果て”を感じることができると言われています。
ではなぜ、野付半島こそが“日本の果て”なのか?その理由は、野付半島が生み出す独特な景観と、地形に因るものが大きく関わっています。
延長28kmにもわたる細長い地形をしている野付半島。半島の一番狭い部分では、車窓の両側から海が見えるという、わずかな幅しかありません。野付半島の付け根から竜神崎までに至る道道950号線を走っていると、そんな狭い地点にしばしば遭遇します。
実はこれは砂嘴(さし)と呼ばれる地形で、海流によって流された砂が特定の場所に運ばれ、堆積することで出来上がった独特な地形。国内でもこれほどの規模で砂嘴が形成されているのは、こちらの野付半島のみになります。
加えて、野付半島の中には「ナラワラ」や「トドワラ」といった、立ち枯れた木々が連なる珍しい光景を見ることが出来るスポット等もあります。自然が作り出したそれらの景観と独特の地形が相まって、野付半島では、より一層“日本の果て”感を楽しむことが出来るのです。
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