女性の物がたくさん…
恋人同士になってからしばらく経ったある時、藤井さんの家に遊びに行くことになった恵美さん。
「彼の家に行って、最初は楽しかったんですが、すぐに色々な物が目に入ってきました。明らかに女物のヘアゴムや洗面所には女性向けブランドの化粧水。彼の私物であることは想像できない花柄のポーチもありました」
至る所に女性の痕跡を見つけ、頭が真っ白になった恵美さん。他に女性がいることを全く想定していなかったため激しく動揺し、「気分が悪くなった」と言ってその日は家に帰ります。
「混乱して家に帰ったのですが、少し落ち着いたら『元カノさんの物かも知れないし、そう言えば妹さんもいるって言ってたな…』って思い直しました。だって、一緒に居る時の彼は明らかに私に夢中でしたから…」
デート中の電話
別の日に改めて藤井さんの家を訪れた恵美さん。仲良く藤井さんが作ったご飯を食べていると、彼のスマホが鳴り響きました。
「藤井さんは『あ、ちょっとごめんね』と言って電話に出ました。彼は席を立って、少し離れて小声で話していましたが、電話の向こうから怒っている女性の声が漏れてきました」
平静を装いたかった恵美さんでしたが、明らかに女性とは親しい関係であることが、藤井さんの口調からも伝わってきます。
「藤井さんは『今は忙しい』って電話の女性をなだめていました。数分後にやっと電話が終わり『ごめんごめん!』って席に戻ってきたんですが、耐えきれずに泣き出してしまいました…」