子育てにかかる費用はどのくらい?


お金のプロの回答
  • 子育てにかかる費用の目安は、子ども1人あたり2,000万~4,000万円
  • 教育費以外にも、食費・衣類・生活用品・レジャー・おこづかいなどさまざまな出費がある
  • 児童手当、幼保無償化・私立高校実質無償化、給付型奨学金などの支援制度を活用すれば負担減

解説

馬場愛梨
関西学院大学商学部卒業後、銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。AFP資格保有。
自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強!銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。AFP資格保有。

「子育てにはお金がかかる」というイメージを持っている人は、多いのではないでしょうか。

実際、国の統計によれば学費・授業料・習い事代などの「教育費」は、幼稚園~大学まで進学した場合、子ども1人あたり約1,000万~2,000万円が平均的な水準です。ただ学校が公立か私立か、子どもの進路などによっても金額は大きく変わってきます。

また子育てには、教育費以外にも子どもの食費・衣類・生活用品・レジャー・おこづかいなどさまざまなお金がかかります。

すべて合わせると、子ども1人あたり2,000万~4,000万円、年間100万~200万円が目安です。子どもが大きくなるほど、1年間にかかる子育て費用が上がっていく傾向があります。

金額が大きいので「お金がかかりすぎて厳しいかも」と感じる人もいるかもしれません。ただ近年は、教育費の負担を抑えるため、以下のような支援制度も登場しています。

・幼稚園や保育園の無償化
・高等学校就学支援金制度の拡充(私立高校の授業料が実質無償化)
・高等教育の修学支援新制度(大学や専門学校等の授業料減免や返済不要の奨学金)

児童手当・出産手当金・育児休業給付などお金を受け取れる仕組みもありますので、それらを活用しながら、子どもの将来に向けてコツコツと貯蓄していくのが理想的ですね。

特に子どもが産まれる前から小学校までの期間は、比較的子育て費用が少なくて済むので「お金の貯め時」といわれています。適度に節約しつつ、その後に予想される出費から逆算して、無理のない範囲で毎月一定額ずつ貯金に回していくのがおすすめです。


【こちらの記事も読まれています】
富裕層は絶対にやらないNG習慣4選
ラーメンの原価率はいくら?ラーメン店オーナーに聞いてみた!
年金未納を続けた人の悲惨な末路 当てはまる人は要注意
お金持ちが多い都道府県ランキング!3位東京都、2位三重県、1位は?
「ユニクロ」予算3000円でコスパ最強の服を選んでみた