農家のワークスケジュール
農業は基本的には固定休みがなく、その日の作業内容や天気、気温等によって自ら休みと出勤を決めています。夏は暑くて冬は寒い…天気や気温にとても左右される仕事です。
以下より、繁忙期と繁忙期外に分けて、農家の週間スケジュールを見ていきましょう。
繁忙期(4月半ば~10月下旬)
- 月・木・金⇒収穫
- 火・土⇒配達/作業
その他の曜日(水・日)は作業もしくはオフという流れで仕事をしています。(※現在はコロナ禍の為、大幅にスケジュールが変更)
繁忙期外(11月~4月上旬)
繁忙期外は、配達が土曜日の1回になることから、上記の週間スケジュールよりゆとりがあります。週の前半は比較的落ち着いており、朝はゆっくり寝て昼から作業という日も多くあります。
私達は年中野菜を育てていますが、多くのイギリスのファーマー達(同じような野菜を育てている)は冬季はお休みに入っています。
イギリスで農業をやる魅力ややりがいは?
最初は、農業初心者の自分にこの仕事が勤まるか不安でしたが、平和で健康的なお仕事だと気が付きました。作業で筋肉痛になることは多くあり、体力的には疲れますが、なぜか仕事をしている感覚がないことも。
具体的にやりがいや魅力について書いていきますね。
無我夢中で没頭できる
農作業は単純作業が多く地味な仕事ですが、目の前のことに集中することができ没頭できます。これが私が思う、農業の1番の魅力だと感じています。
1つのことに集中するタイプ=シングルタスクが得意な自分の性格に、農業は合っているかもしれません。
ロックダウン中でも仕事ができる
私たちはProducers(生産者)なので、この期間中も働くことが出来ます。英国のロックダウン中では、営業停止(自粛)をしていた店舗などがたくさんありました。
仕事中に関わる人は旦那と義両親のみなので、人口密度が低いことから感染リスクは低く、安全に作業が出来ています。
無理に頑張らなくてもできる仕事
実際にファームで働いてみると、“そこまで頑張って働いている感覚がない、無理をしていない”自分がいます。最近よく『好きを仕事に』という言葉を聞きますよね。日本で働いていた時はやりたかった仕事をしていたにも関わらず、どこかで肩の力が入っていたかもしれません。今思えば、自分に合っていなかったのでしょう。
そこで私にとって、物事を自分らしく継続するためには、『無理に頑張らなくてもできること』をすることが大切だと最近気が付きました。その1つがもしかしたら農業なのかもしれません。