加速する円安、輸入コスト増による値上げラッシュ、支出が増えても上がらない賃金……。“悪い円安&インフレ”の時代を迎えた日本。今までと同じお金の使い方を続ければ、家計崩壊のリスクに晒される可能性も。今回は最強の家計をつくった2組のご家庭のケーススタディーを見ていこう。
ライフプラン表で目標が明確に。年収の半分は貯蓄へ
世帯年収は360万円だが、直近2年は年収のおよそ半分にあたる年170万円を貯蓄に回せている安田隆さん(仮名・35歳)一家。これまでもお金への不安は常に抱えていたものの、闇雲な節約で挫折したり、夫婦で足並みが揃わなかったりとなかなか貯蓄が進まなかった。しかし、「ライフプラン表をつけ始めたことで目標が明確になり、不安が消えた」とか。
「現在3歳の子どもの教育や車の買い替え時期など、何年後にどんなイベントや変化があり、いくらお金が必要かを洗いざらい調べて書き出したら、漠然としていた不安が消えて夫婦一丸で家計改善に取り組めるようになりました」
漫然と切り詰めた生活を続けるのは誰しもしんどいもの。目標と必要な貯蓄額を明確にすることも重要なのだ。
最強の家計ケーススタディ ▼夫月収 24万円 ▼妻月収 6万円 ●先取り貯蓄 14万円
住居費……………5万円 水道・光熱費……1万6000円 通信費……………8000円 保険料……………1万7500円 食費………………2万5000円 子育て費…………1万円 日用品代…………5000円 レジャー費………1万円 小遣い……………1万5000円 その他……………1万3500円
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