脱色コンバースを作るための、簡単な方法に興味はありませんか?材料と手順さえ押さえておけば、自分だけのカラーに仕上がるので、まとめてご紹介していきますね。カラーパターンと、素敵な仕上がり例もあるので、ぜひ併せてご覧ください。
下準備編|脱色コンバースの簡単な方法
①汚れを落とす
脱色コンバースの下準備として、まず大切なのは、コンバースの汚れを落としておくことです。とくに、一度履いたことがあるコンバースを脱色してリメイクする場合は、洗うのを忘れないようにしましょう。洗わずに汚れを残したままにしておくと、色ムラの原因になってしまいます。
新品のコンバースを利用する場合は、洗う必要はありません。しかし新品でも、シューズブラシでホコリなどを落として準備しておくと、仕上がりが綺麗になりますよ。
汚れやすく、洗うのが大変な種類のものも紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。
②ソールにマスキングテープを貼る
一度履いたことがあるコンバースは、脱色を始める前に、ソール部分にマスキングテープを貼っておくと良いですよ。コンバースの脱色では、塩素系漂白剤を利用してリメイクしていきます。漂白剤はゴムを劣化させてしまうので、マスキングテープでソール部分を保護しておきましょう。
ただし、絶対に必要な下準備ではありません。ソールにマスキングテープを貼るのは、やや手間がかかるので、省かれることもよくあります。多少劣化しても気にしないという方は、そのまま脱色してみてください。
③紐を取る
コンバースを綺麗に洗ったら、紐はそのまま取り除いておきましょう。紐をつけたまま、リメイクしてしまうと、穴の周囲やシュータン部分などで、脱色残しが起こりやすくなってしまいます。紐が触れていた部分だけ脱色されずに、色ムラが出る可能性があるので、下準備で忘れずに取り除いてください。
材料・道具編|脱色コンバースの簡単な方法
材料①コンバース
脱色コンバースを作るための材料として、コンバースは欠かせませんね。使用するカラーや漬け込む時間によって、脱色後の変化が異なってくるので、好みの色の種類を選んでいきましょう。
例えば、コンバースの色の種類が黒であれば、独特な色合いのブラウンに変化することは有名です。代表的なコンバースの色の変化は、下記のリストを参考にしてくださいね。コンバースを漬け込む時間が長くなるほど、薄いカラーに変化していきますよ。
コンバースのカラー変化
黒:ブラウン・オレンジ・ベージュ・クリーム
紺:パープル
赤:オレンジ・ピンク・薄いピンク
グレー:カーキ
材料②ハイター
塩素系漂白剤の「ハイター」も、脱色コンバースに必要な材料です。他の塩素系漂白剤を材料にしてもOKですが、必ず種類は液体タイプにしてくださいね。粉末タイプだと、綺麗に色が落ちないことがあるので避けるようにしましょう。
ちなみに、使用するハイターの種類は、衣料用でもキッチン用でも構いません。ただし、どちらの種類も漂白力が高いので、取り扱いには注意してください。
道具③容器
脱色コンバースを作るために、大きめの容器も準備しておきましょう。種類はどのようなものでも構いませんが、コンバースを重ねずに、全体を水に浸すことができるサイズのものを選びましょう。
コンバース全体が沈むのであれば、洗面台でも大丈夫ですよ。ただし、漬け込む時間は、最低でも1時間以上は必要です。コンバースを漬けている間は、洗面台は使えなくなるので注意しましょう。
道具④ゴム手袋
「ゴム手袋」は、漬け込んだコンバースを取り出すために準備しておきたい道具です。高濃度のハイターを混ぜた水に手を漬けることになるので、手荒れを防ぐために忘れないようにしましょう。とくに、お肌が敏感な方は、忘れないようにしてくださいね。
ブリーチ編|脱色コンバースの簡単な方法
①脱色のための液を作る
脱色コンバースを作る方法では、コンバースを漬け込む液を作ることが大切です。材料として準備していた液体ハイターを水に混ぜて、液を作っていきましょう。ハイターの量は、10リットルの水に対して、キャップ5杯分ほどを目安にしてください。
まず、大きめの容器に、コンバース全体が沈むほどの水を入れて、液体ハイターを加えていきます。ハイターを入れたら、ゴム手袋をはめた手で、泡立てないように混ぜていってくださいね。ハイターの濃度を均一にするためです。混ぜ方が不十分だと、色ムラの原因になるので、しっかりと混ぜましょう。
②コンバースを漬け込む
漬け込み液が出来たら、いよいよコンバースを漬けていきます。新品のコンバースをリメイクする場合は、シワや折り目はきちんと伸ばしておいてください。また、シュータンと紐穴がある部分が重ならないよう、きちんと立てておくことも大切です。ちょっとしたひと手間ですが、やっておくと仕上がりに違いが出てきますよ。
一度履いたことがあるコンバースをリメイクのであれば、中にタオルを詰めてから脱色してくださいね。使用済みのコンバースは、生地がよれてシワになったり重なったりしやすいので、タオルで伸ばしておくのです。色ムラを防ぐために忘れないようにしましょう。
③よく濯いで乾かす
コンバースを一定時間漬けたら、漬け込み液から取り出して、よく濯いでください。漬け込み液の濯ぎ残しがあると、やはり色ムラの原因になってしまいます。たっぷりの水を使って、液を落としてしまいましょう。
脱色コンバースの色合いは、濡れた状態だと濃く見えるので注意してくださいね。多少色が濃く見えても、乾かすと明るいカラーになります。
④時間を見ながらカラー調整する
コンバースのカラー調整は、時間を見ながら行っていきましょう。例えば、黒のコンバースを濃いブラウンにするのであれば、1~2時間ほどの漬け込みが目安になります。3~4時間ほど漬ければ明るいブラウン、10時間ほどならベージュ、12時間ならクリーム色といった変化が見られます。
細かいカラー調整をしたいのであれば、液から取り出したコンバースにドライヤーをあてて、色合いをチェックする方法があります。色が濃いようであれば、さらに漬けて乾かすという方法を繰り返してみてください。「濯ぎ」と「ドライヤー」の繰り返しになるので手間はかかりますが、カラー調整がしやすくなります。
ただし、新品のコンバースと、何度も履いたことがあるコンバースでは色落ちの早さが異なります。履いたことがあるコンバースのほうが、早く色落ちするので注意してください。ブリーチ編の手順を動画でチェックした方は、こちらを参考にしてみましょう。