最近では「ヨガの資格を取りたい」という方も増えてきましたが、今回は「ヨガインストラクター」として働きたい人に向けて、国内で最も有名なヨガ資格のひとつ「RYT200」について解説します。

こちらの記事を読むことで、最新のRYT200とは何か?、ヨガインストラクター指導者養成スクールの選び方は何か、オトクなYMCメディカルトレーナーズスクールのRYT200取得コースが人気の特徴は何かまで初心者でも理解できるでしょう。

それでは早速、解説していきましょう。

RYT200(全米ヨガアライアンス)とは?

『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用)

現在、日本国内で最もメジャーなヨガ資格のひとつが、この「RYT200」(アールワイティ200)です。

RYT200は「Registered Yoga Teacher」の略で、直訳すると「登録ヨガ講師」となります。

どこへ登録するの?

という疑問については、「全米ヨガアライアンス協会」というのが答えになります。

つまり、RYT200というのは

  • ヨガ指導者としての200時間のカリキュラムを学び、
  • 全米ヨガアライアンス協会に登録したインストラクター

という証明になります。

全米ヨガアライアンス協会とは?

全米ヨガアライアンス(Yoga Alliance)は、米国バージニア州アーリントンにあるヨガインストラクター資格を認定する非営利団体です。

ヨガ業界の中では最も知名度が高く、世界70か国以上で展開された最も認知されたヨガの代表的な組織です。

全米ヨガアライアンスは1980年代に設立され、ヨガインストラクターの教育水準を高めるために世界で共通したスタンダードを設定し、認定校を通じてインストラクターの質の向上に貢献しています。

RYT200を学ぶメリット

RYT200を受講するメリットをまとめると、主に3つです。

  • ヨガについて網羅的に学べる
  • ヨガインストラクターとしての信用力が上がる
  • 海外でも通用する

RYT200はヨガインストラクターの質の向上のために設定された制度のため、ヨガに必要なアーサナ、解剖学、ヨガ哲学、指導実践などのカリキュラムをバランスよく学ぶことができます。

また、200時間という分かりやすい規定を設けているため、インストラクターとして一定の学びを経ていることの証明としても効力を発揮します。

RYT200は、現在のまでに約80ヵ国以上で展開されているため、語学が堪能であれば海外で活動の幅を広げることも可能です。

RYS(全米ヨガアライアンス認定校)とは?

『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用)

「RYT」を調べているとよく目にするのが「RYS」。

「RYT」と何が違うのかよく分からないという質問をいただきますが、「RYS」とは「Registered Yoga School」の略。

直訳すると「登録ヨガスクール」です。

全米ヨガアライアンスでは、協会の定める基準を満たしたヨガインストラクター養成講座を実施しているスクールを「RYS(全米ヨガアライアンス認定校)」としています。

ですので、RYT200は全米ヨガアライアンスではなく、「RYT」の認定校で学ぶことで資格取得が可能になります。

RYT200はどこで学んでも同じ?

『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用)

同じ資格なのだから、どこで学んでも同じ?

と思われるかもしれませんが、実はスクールによって学ぶ内容はぜんぜん違います。

先ほど、全米ヨガアライアンスが「スタンダードを設定」と伝えましたが、協会が定めているのは大枠でしかありません。

大枠に沿って、各スクールで詳細のカリキュラムを定め、協会に報告しています。

決められた教科書があるわけでもなく、各スクールが独自の教科書を用意しているのはそのためです。

全米ヨガアライアンスの定めるRYT200の基準

『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用)

また、200時間の中には直接指導者から学ぶ時間として「コンタクトアワー」という時間が各々定められており、合計で180時間の指導が義務付けられています。

つまり、「200時間の内の180時間は、先生と顔を合わせながら学ばなければいけませんよ」と決められています。

しかし、実はこの基準を守らないでRYT200を取得できるとうたうスクールが増えています。

基準を満たしていないスクールで取得した場合、高いお金をかけて取得したRYT200が白紙とならない保証はどこにもありません。

実は全米ヨガアライアンスも業界の状況を問題視しており、2019年に大幅に厳しくした取得基準が発表されました。

新しいRYT200基準の主な変更点
  • 受講期間が200時間に伸ばされる。
  • 取得に試験が必要となってくる。
  • 資格を教える講師のハードルがあがる。

上記の変更は、2022年までと移行期間が設けられていますが、技術力が身につくようなスクールにしたほうがいいのは間違いありません。

これからRYT200を取得しようとしているのであれば、後悔しないようにスクール選びには十分に注意しましょう。

これだけは伝えたい、RYT200スクールの選び方

『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用)

もともと、ヨガは師匠のもとで直接学ぶものであったことから、RYT200でも直接学ぶことを重視しています。

直接指導により、分からない疑問もその場で質問ができ、自身の正確や理解度に応じて柔軟に伝える内容を調整できるからです。

そのため、先にも述べた通り現行のRYT200では180時間は対面で直接先生から学ぶように定められています。

つまり、

RYT200の基準を満たしているか?

という点をしっかり確認してください。

直接指導ですので、

  • ビデオ補講はNG、振替受講を設けているか?
  • スクールでの受講時間が180時間を満たしているか?

という2点は分かりやすいチェックポイントだと思います。

※新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2022年度までの期限付きでオンライン・ビデオ受講が可能となっています(2022年3月時点)

実際、ヨガインストラクターに資格は必要?

『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディアカルトレーナーズスクール』より引用)

ヨガインストラクターとして働くには、実際に資格は必要なのでしょうか?

その答えは

人による

となってしまいます。

事実、現在第一線で活躍している有名講師は、ヨガ資格を保有していない人も多くいます。

しかしながら、これからヨガインストラクターとして実績を積んでいく場合、ヨガスタジオのオーディションを受けてレッスン経験を積んでいく必要があると思います。

その際、ヨガスタジオのオーディションを受けるまでの書類選考で、やはり資格を持っていないと不利に働くことがあります。