夢に出てくる人は相手が想ってる?夢に出てくる人のスピリチュアルメッセージは?平安時代や古文はどういう意味だった?夢に出てくる相手別の夢の意味について解説します。

浅い眠りの周期に夢を見ることがありますが、起きた時には忘れてしまう場合も多いはずです。しかし夢の中に自分以外の登場人物がいれば、どんな意味を持っているのか気になってしまうでしょう。

そこで今回は、夢に出てきた人によってどんな意味があるのかを解説していきます。どういう関係の人が出てきたのかによって、その夢の意味が変わってくるものなのです。

夢に出てくる人は相手が想ってる意味?

自分のことを想っている相手が夢に出てくるという一説があります。しかし、一般的には全く逆の意味があるといわれているのです。

自分の方が相手のことを強く想っているから、夢の中に出てくるのだという説の方が主流だといえるでしょう。

どちらが正しいとは断言できませんが、そもそも夢というのは自分の願望などを潜在意識が見せているものなのです。そして脳科学の世界では、脳の記憶を整理する過程で見るものが夢だともいわれています。

ですから夢の中に出てきたからといって、必ずしも相手が想っているとは残念ながら断言できません。あくまでも可能性の1つとして、相手が想っているから・自分が強く想っているからの両方の意味があるのです。

夢に出てくる人のスピリチュアルメッセージ

自分の願望や潜在意識が夢を見せていると触れましたが、スピリチュアルの世界では違う見解もあります。何かのメッセージを伝えたいために、夢の中でそれを伝えているのだといわれているのです。

自分に対する警告や暗示を伝える場合もあれば、抱えている問題を解決に導くためのヒントを与えてくれる場合もあるでしょう。

どういう関係の人が出てくるのかも重要な意味がありますが、その夢の雰囲気や相手とのやりとりなどにメッセージが隠されています。

明るくて楽しい印象が残る夢なら吉夢といわれ、これから自分に良いことが訪れる前触れや運気が上昇するといわれているのです。

そして反対に暗い印象や怖い思いをした夢の場合には、悪夢と捉えて悪い出来事が起きる前触れや注意を促しているといえるでしょう。

平安時代や古文は夢に出てくる人は相手が想ってる?

『Spicomi』より引用
(画像=『Spicomi』より引用)

現代では自分の願望や潜在意識が夢に現れるといわれていますが、平安時代には相手が想っていると夢に出てくると信じられていました。

平安時代には、夢というのはお告げや運命を予言するものとされており、相手の想いなども伝わるとされていたのです。それほど夢は神聖なものだという扱われ方をしていたといえるでしょう。

古文の中にも詩として、いくつか夢の中で好きな人に会えないから想われていないのだろうという意味のものが多く残されています。

現代のように電話やメールといった手段がありませんから、普段会うことが叶わない想い人と会える唯一の場所が夢の中だったのでしょう。

自分の好きな人には夢の中でもいいから会いたいと願う気持ちは、平安時代でも現代でも変わりません。しかし平安時代には、相手の想いを伝える力が夢にはあると信じられていたのです。

夢に出てくる人は自分が会いたい人?

自分が会いたいと強く願っていたり、相手のことを考える時間が長いと夢に出てきてしまうものです。願望や潜在意識に残っているものが夢には現れてしまうため、出てくる人が全て会いたい人だとはいえません。時には、会いたくないと感じる人が出てきてしまう場合もあるでしょう。

わざわざ会いたくない人が夢に出て欲しいと願う人はいませんが、先ほども触れたように、潜在意識の中に相手の存在があると出てしまう可能性はあります。

そして嫌いだと思う時間が長いほど、出てしまう可能性は高くなるはずです。ですから、必ずしも夢に出てくる人が自分の会いたい人ばかりだとはいえません。