長く厳しい冬を越えた北海道の春は格別!待ちに待った新緑の季節に心躍らせ、ドライブの計画に余念のない人もたくさんいるのではないでしょうか。せっかく行くなら、まだ訪れたことのない穴場の花の名所や景勝地でのんびりと春を満喫してみませんか?札幌や新千歳空港からもアクセス良好のスポット10選をご紹介します!
①三笠あすか梅の杜【三笠(みかさ)市】
三笠市内約10haの丘陵地を利用して造園された三笠あすか梅の杜(旧みかさ邦梅園)。紅梅や豊後梅などの品種が植林されており、梅園としては道内最大級の規模を誇ります。
紅・桃・白など、約1万本の梅の花が一斉に咲き乱れる様は圧巻。桜とはまた違った春の風情を楽しませてくれます。ここで採れた梅は「純三笠産手作り梅干し」として道の駅三笠などで販売しています。
穴場度★★★★☆
見ごたえ度★★★☆☆
見頃時期/5月上旬〜5月下旬(満開時期/5月中旬)
みかさ梅まつり/5月12日(日)10:00〜16:00
②東明公園【美唄(びばい)市】
広大な敷地の公園内に桜が点在している空知(そらち)管内随一の花名所。春には約2,000本の桜と5,000本を超えるツツジが楽しめます。桜まつりの開催時期には出店もあり、ビールやバーベキューなどを楽しむ家族連れで賑わいます。
5月1日〜中旬の18:00〜22:00には、園内の行燈約60基の点灯により夜桜を観賞することが可能。道内で夜桜が楽しめるスポットは貴重なので、ぜひ北限のソメイヨシノの美しさを満喫してください!
穴場度★★☆☆☆
見ごたえ度★★★★☆
桜:見頃時期/5月上旬〜5月中旬(満開時期/5月上旬頃)
ツツジ:見頃時期5月下旬〜6月上旬(満開時期/6月上旬頃)
びばいさくら(桜まつり)/5月上旬のいずれかの土日(2日間)
ライトアップ/5月1日(水)〜中旬(園内行燈の点灯は10月末まで)18:00〜22:00
③滝川市の菜の花畑【滝川市】
のどかな田園風景の中に広がる黄色い絨毯が美しい滝川市の菜の花畑。連作を避けるために毎年異なる畑に作付けされ、市内に点在しているのですが、その面積が日本一だということは意外と知られていません。
毎年菜の花まつりのイベント会場となっている丸加高原伝習館のほか、毎年変わる市内の菜の花畑会場を周遊してくれる菜の花タクシーや菜の花バスが運行しているので、市内各地の菜の花畑を便利に巡ることができます。
菜の花は菜種生産農家にとっては大切な農産物。勝手に畑に入ることは御法度ですが、丸加高原伝習館の周辺にある3カ所の畑のみ、菜の花の中に入って撮影することが許されています。花に包まれるようなフォトジェニックな写真が撮れるのはここならでは!ルールを守った上で、ぜひ素敵な写真を撮ってください!
ちなみに、畑の中に入っていくと花粉が服に付いてしまうことがあるので、Tシャツなど気軽に洗濯できる素材を選んだり、汚れても良い上着を一枚羽織って行くのがおすすめです。
穴場度★★☆☆☆
見ごたえ度★★★★★
見頃時期/5月中旬〜6月上旬(満開時期/5月中旬〜下旬)
たきかわ菜の花まつり/5月18日(土)・5月19日(日)
④樽前ガロー【苫小牧市】
ビロードのようにびっしりと苔むした岩肌の間を流れる清流が美しい樽前(たるまえ)ガロー。陽が当たるのは新緑の季節のわずかな時間のみ。木立のすき間から垣間見せるキラキラとした日差しも美しいですが、陽の当たらない時間帯の凜として澄んだ空気も気持ちの良いスポットです。
夏でもひんやりとした冷涼な空気が流れる樽前ガローは、カメラマンが密かに通う絶好のフォトスポット。自然林をそのまま利用しており、階段などは整備されていないので、足下にはくれぐれもご注意を。また、周辺の山林はヒグマなど野生動物の生息地となっていますので、万が一に備え朝夕の入林は控えましょう。
穴場度★★★★★
見ごたえ度★★★☆☆
見頃時期/6〜10月
苔の美しい時期/6月
⑤安平町の菜の花畑【安平町】
安平(あびら)町にある一面の菜の花畑は、新千歳空港から車で約30分。空港に一番近い絶景として、観光客の目を楽しませてくれています。
緩やかな丘陵に広がる花畑は、これぞ北海道!という絶景です。農作物として栽培されている花畑は16カ所(2018年)もあり、安平町のあちこちで見られます。毎年作付け場所も変わるので、あなただけのお気に入りの風景を探してみてはいかがでしょうか。
毎年開花のピーク頃にはイベントも開催されています。毎年の開花の状況や畑の場所は北のなのはな会のHPでもチェックできますので、参考にしてみてください!
穴場度★★★☆☆
見ごたえ度★★★★☆
見頃時期/5月下旬〜6月上旬(満開時期/5月下旬)
菜の花さんぽ/5月下旬〜6月上旬のいずれかの土日(2日間)