映画『ノウイング』のネタバレあらすじ
ここからは、映画『ノウイング』のあらすじを、ネタバレを交えながらご紹介します。起承転結に分けてまとめるので、ネタバレを知りたくない方は結末を避けて読んでいただくのがおすすめです。
ネタバレ①起
1959年のこと、ある小学校でタイムカプセルを埋め、50年後に取り出す取り組みをします。ルシンダという女子がこれを提案し、他人のテイラーは子供たちに埋めるための絵を描かせました。ルシンダは絵と大量の数字を書きます。
全員分を封筒に入れタイムカプセルに収めますが、埋めるイベントの時にルシンダが行方不明になります。警察とルシンダを探すと、学校の教室にいるのが見つかりました。彼女はドアに爪で数字を掘っていたのでした。
50年が経ち、ジョンは息子のケイレブと過ごしていました。ケイレブは雑音が聞こえるので補聴器を常備しており、母を火事で亡くして孤独な思いをしていました。ジョンはMITの宇宙物理学者をしており、学生たちに講義をしています。
ネタバレ②承
ある日ケイレブの鞄からジョンはメモを見つけ、そこにある数字の羅列に意味を見出し解読を進めます。そして、数字は事件の日付と死者数を表していることに気づくのでした。ジョンは同僚のフィルに話しますが相手にしてもらえません。
しかし数字は、81人の死者が出る事件が明日起こることを示していたのでした。ジョンはルシンダ・エンブリーに会うため、ミス・テイラーの元を訪ねます。しかしルシンダはもうこの世にいないと言われてしまいました。
一方、ケイレブの元に謎の男たちがきて、不思議な石を渡して去っていくという出来事が起こりました。そんなある日、妹のグレースが家にやってきて、絶縁状態になっている父はケイレブにとっておじいちゃんなのだとジョンに説教します。
睡眠不足が続く中うたた寝をしたジョンは、ケイレブから電話が来て急いで迎えに行きます。しかし事故の影響か道が混雑しており、カーナビに目をやるとそこに経度が表示されていました。そこで、これまで意味がないと思っていたメモの数字は経度だったのだと気がつきます。
ネタバレ③転
ジョンが渋滞に巻き込まれている場所こそ、今日起こる大惨事の場所を示す経度でした。日付も辻褄が合います。犠牲者の数は81人とされており、渋滞の原因となった事故では2人が怪我をしていました。
車から降りていたジョンが車内に戻ろうとすると、飛行機が墜落してきます。助けようとするも、多くの人が燃えたり、亡くなってしまいました。うちに戻るとグレースがケイレブを迎えに行ってくれており、ショック状態にあるジョンにフィルが「メモに関わるのはやめるんだ」と忠告します。
ケイレブは謎の男たちの存在に怯え始め、ジョンは危機を感じてルシンダの家を探して向かいます。そこで家から出てきたルシンダの娘のダイアナ、孫娘のアビーを尾行するのでした。ジョンはダイアナにルシンダのことを聞きますが、嫌われてしまい何も話してもらえません。
いよいよ次の大惨事の日時が迫り、ジョンはFBIに情報提供します。そして当日、グレースにケイレブを預け、現場に向かうのでした。FBIは道路封鎖をしてくれず。ジョンは地下鉄で犯人らしい人物を追いかけますが、彼はただの万引き犯でした。
その直後電車が脱線して駅に突っ込み、予言通り犠牲者が出てしまいます。ジョンが家に戻ると、ダイアナとアビーがいて、ダイアナはルシンダの自殺した家に案内してくれます。ルシンダのメモの最後には数字の代わりに「EE」と書かれていました。
ネタバレ④結
ダイアナに協力してもらい解読を続けるジョンは、「EE」が全ての人類を指す言葉であると気がつきます。つまり、超大規模の災害が起こることを意味していたのです。地球全体が滅亡するほどの規模の災害の原因となるのは、桁違いの規模の太陽フレアであるとわかりました。
ジョンはルシンダの残した扉の数字に希望が残されていないか確認しに行き、その隙にダイアナは自身の娘のアビーとケイレブを連れて逃げます。地下に逃げようとした彼らでしたが、アビーとケイレブは謎の人物に連れ去られてしまいました。
ジョンは2人を連れ去ったのが災害から選ばれた生物を救い出すためにきた宇宙人であったことを知り、息子が生き残るためには彼らに命を託すのが最善だと考え別れを告げます。そして長年疎遠になっていた父の元へ行き、最後の時間を過ごすのでした。
一方、宇宙人に助けられたケイレブとアビーは見知らぬ土地に降り立ちます。そして他の救い出された生物たちとともに、2人は新たなスタートをこの地で切ることとなるのでした。
見どころ
未曾有の災害と未知の生命体が登場する本作は、ホラー映画や聖書の絡むストーリー、ディザスター映画が好きな方におすすめできる映画です。また、親子愛の見られる心温まるストーリーを言った側面もあるので、そうしたヒューマンドラマとしての楽しみ方もできるでしょう。
また、伏線の回収もしっかりと行われるので、登場人物の細かな言動に注目して鑑賞するのがおすすめです。他に、ニコラス・ケイジの親子愛の演出の仕方が、「不器用さ」をよく表しているのも見どころです。