「ちょっと車に乗っていく?」男に声をかけられ

「何してるの?」…バス停でバスを待っているのに決まっているのですが、見て分からないのかな?と思いながら「バスを待ってます」「勉強しています」と目を合わせずに答えました。この時つい返事をしてしまいましたが、今思うとスルーした方が安全だったかも知れません。すると次は「ちょっと車に乗っていく?」と聞いてきました。乗っていくわけが無いのですが…。意味不明な質問に動揺し、穴があきそうなくらい参考書の一点を凝視しながら、私は「いいです。」と答えました。

構わず男性は「家はどっちの方?」と聞いてきました。家なんて知られたくないので、「バスが来るので。」とだけ返事をすると、今度は「あっ、あっちの山の方?」と言ってきました。紛れもなく私の家は""あっちの山の方""なのですが、「山に連れていかれるの?!」と恐怖を抑えられなくなり、私は大きく両手をクロスしてバッテンを作り「本当に!バスが来るので!もういいので!!」と精一杯の拒絶をしました。 その時、待望のバスがやって来ました。助かった!とバスにかけ乗る私を残念そうに見つめながら男性は仲間の車に戻っていきました。今でも「バスがあと少し遅れていたらどうなっていただろう?」と冷や汗の出る経験でした。

(30代・女性)

今回は、危険を感じたエピソードについてまとめました。 あなたの周りに危険な人はいないか考えてみてくださいね。

文・fuelle編集部