他人に注文が多く見えるプロフィール
彩さんは自己紹介文の最後に「私は無宗教なので同じ方だと嬉しいです」と書いてありました。またタバコNGなど、全体的にNG項目が目立ちます。
修正前、修正後のイメージ
プロフィールフォーマットには「嫌いなもの・こと」「好きなもの・こと」という欄があるのですが、彼女は嫌いなもの・ことの欄のボリュームが多いのです。これだとものすごく許容範囲が狭く、他人への注文が多い人に見えるのです。
「どうして会いたくない人を書いているの?」
「宗教が原因で破談した話を聞いたことがあったので、そういう人は避けたいなと思いました。あとタバコの煙は本当に苦手で」
「タバコやお酒は相手のプロフィールにも書いてあるので、申し込みされてからそういう相手を断ればいいだけですよね。虫が嫌いだとしても、アウトドアとか誘われてもその時に事情を話して断ればいいだけなんです。 この欄は、致命的な欠点を書かないようにしましょう。朝が苦手って書いてあるけど、どの程度苦手なのか文章だと加減が分からないんですよ」
「そういうものなんですか? 正直に書いただけなんですけど」
「自分目線で正直に書いただけでも、相手はいろんな女性と比較するんです。マッチングアプリでも『写真ない人お断り』『勧誘お断り』とか書いてる人たまにいませんか? どういう印象持ちますか?」
「なんか、う~ん。あえて選ばないかなぁ」
「それと同じですよ。いろんな人がいる中で、他人に注文が多い人をあえて選ばないでしょう。この欄は、避けたいデートプランが分かるように使おう。例えば苦手な食べ物を書くとか」
「分かりました」
人気もないのに、避けたい人を避けることに一生懸命
「一緒にお出かけや食事を楽しめる人に会いたいです」という一文も、男性が見たら楽しませてくれることを期待しているようでちょっとハードルが高く感じさせる可能性があるので「一緒に食事ができる人に会いたいです」に変更しました。
旅行も鎌倉や京都といった歴史の街に行くのも好きということだったので「史跡巡り」「神社仏閣巡り」に変更し男性が興味を持ちやすくしました。 彩さんはすんなりプロフィール変更に応じてくれて、申し込み数も増え、自分から申込をしても同年代から承諾してもらえることが増えたそうです。
「モテるわけでもないのに、前のプロフィールは避けたいことだけたくさん書いてありましたね。会う前からこじらせていたんだなって思います」
プロフィールは相手からみて、その人に会ったらどんなデートができるのか、会うメリットがあるように作りましょう。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
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<取材・文/菊乃> 菊乃 恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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