午前中は稚内駅と稚内港北防波堤ドーム、稚内公園を訪れ、午後はノシャップ岬、宗谷丘陵、宗谷岬をめぐる1日観光モデルコースをご紹介！稚内の観光名所をもれなく周る、おすすめ旅行プランです。
午前中：「稚内駅」見学からスタートして駅周辺スポットを散策
旅の最初に訪れるのは日本最北端の駅「稚内駅」。最北の駅を訪れたことを証明する「来駅証明書」を発行してもらえるので、電車以外の手段で来た方もまずは駅へと向かいましょう。
駅見学の後は近年インスタ映えスポットとして注目が高まっている「稚内港北防波堤ドーム」と、遠く樺太まで望める「稚内公園」を訪れてみて。
稚内の人気観光スポットの一つ「JR稚内駅」
日本最北端の駅として有名な、JR宗谷本線の稚内駅。稚内の人気観光スポットの一つです。稚内駅入場券（1枚170円）を購入すると駅構内が見学でき、来駅証明書も発行してくれるので旅の良い思い出になることでしょう。
話題の写真撮影スポット「稚内港北防波堤ドーム」
稚内駅を出て次に向かうのは、昭和11年に完成した稚内のシンボル的建築物「北防波堤ドーム」。日本海の荒波が飛沫となって道路や鉄道にかかるのを防ぐために造られた建物です。防波堤でありながら、半アーチ型で太い円柱が総延長424メートルに渡って連なっている様は、当時としては非常に珍しいものだったと言います。
今では古代ローマのゴシック建築を思わせる重厚な雰囲気が人気で、映画のロケ地などにも使用されているのだそう。光と影が織りなすモノクロの世界に惹かれる人も多く、インスタ映え写真を撮りに訪れる人が増えています。ライトアップされた夜の雰囲気も味があっておすすめですよ！
氷雪の門がシンボルの「稚内公園」
稚内港北防波堤ドームの見学を終えたら、市街地の西側に広がる「稚内公園」へ。園内には樺太島民の慰霊碑「氷雪の門」が建立されているほか、映画『南極物語』で一躍その存在を知られたタロ・ジロをはじめとする犬ぞり隊がここ稚内公園で訓練を重ねていたことから、「南極観測樺太犬訓練記念碑」も建てられています。
公園は高台に位置していることから市街地を一望でき、天気の良い日には遠く樺太の島影まで眺めることができます。
ランチ：「車屋・源氏」でご当地グルメ「たこしゃぶ」をいただこう
稚内駅周辺の観光スポットを巡ったら、そろそろランチタイム。日本最北のご当地グルメ「たこしゃぶ」をいただきましょう。
その名の通りミズダコの足を薄くスライスしたものを、しゃぶしゃぶの要領で出汁にくぐらせていただく料理で、初めて食べるなら地元の人気店、車屋・源氏がおすすめ。話好きな女将さんが美味しい食べ方や、たこを柔らかく食べられる頃合い、はたまた稚内の魅力まで教えてくれます！
他店では鍋の具材に白菜を使用することが多いのですが、車屋・源氏ではレタスをたっぷり使用します。ごまだれとポン酢を合わせたようなさっぱりとしたタレは飲み干せるほどの美味しさ。肉のしゃぶしゃぶとはひと味もふた味も異なる、あっさりとしたタコの旨味が味わえる料理です。
午後：利尻島をのぞむ「ノシャップ岬」＆本土最北端の地「宗谷岬」へ
たこしゃぶでお腹を満たしたら、次に訪れるのは海に突き出た格好の岬「ノシャップ岬」。そしてロケーション抜群の「宗谷丘陵」を経由して、日本の本土最北端の地「宗谷岬」へと向かいましょう。
周辺の見どころも豊富な「ノシャップ岬」
アイヌ語で「岬が顎のように突き出たところ」の意味を持つノシャップ岬。宗谷岬とは宗谷湾をへだてて相対しており、緯度としては宗谷岬より5度南に位置します。
西側には利尻島をのぞむことができ、日本2位の高さ（43メートル）を誇る稚内灯台、ノシャップ寒流水族館、青少年科学館など見どころも多いです。
