貯める&備える
2018/10/30

それって本当に節約できている?1人暮らしでやりがちなNG節約

(写真=PIXTA)
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節約したいから自炊しよう、スマホも格安SIMに変えよう。世に溢れる節約術ですが、1人暮らしの場合は一歩間違うと逆に出費が増えてしまい、いつまでたってもお金が貯まるサイクルができません。

今回は支出の多くを占める食費、家賃、スマホ代についてNGな節約方法をしていないかチェックして、自然と貯金が増える生活に変えていきましょう。

「節約するなら自炊が一番」かどうかは人による

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自炊vs外食であれば、自炊のほうが安上がりなのは明確です。例えば1ヵ月間、毎日外食、もしくはコンビニで済ませたとすると、およそ30,000~50,000円前後の出費となります。1人暮らしでこの金額を食費に使うのは少しオーバー気味です。自炊派の人はだいたい10,000~20,000円程度に食費を抑えています。

自炊をするなら習慣化が必須

自炊で節約するためには「料理を習慣化できること」が必須条件です。せっかくスーパーで安い食材を買っても、忙しかったり仕事で帰りが遅かったりして自炊ができなかったとなると、食材は無駄になります。それを見越して、おかずは夕方や夜の割引品を安く買い、自宅でお米だけ炊くという方も。ちなみに炊飯器の保温はとても電気代がかかるので、ご飯が炊けたらスイッチを切り、冷凍保存するようにしましょう。

料理にかかるお金は食材費だけではない

自炊での節約が期待できるのは目安としては2~3日に一度は料理ができる方、まとめてつくり置きする時間が取れる場合です。「結局付き合いで外食が多い」「料理が面倒、逆にストレス……」という方には、無理せずお惣菜やお弁当を上手に活用することをおすすめします。

料理には食材費だけではなく、ガス代や水道代はもちろんのこと、自分の時間・労力もかかります。今や数百円でおいしいお弁当も買えるので、自炊でなければ栄養が摂れない時代ではありません。あらかじめ食費の予算を電子マネーなどに入れておくと使い過ぎも防げます。

家賃は安いのに「管理費・共益費」や「敷金・礼金」が高い

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1人暮らしの人にとって、固定費の中で最も多くの割合を占めるであろう出費が家賃です。負担が大きいだけに、目先の家賃だけで判断するのはおすすめしません。必ず「管理費・共益費」や「通勤にかかる交通費」、「駐輪・駐車場代」、さらに「礼金・敷金」をチェックしましょう。すべて含めた上で、1人暮らしでは手取り月収の3割以内に収めるのが相場です。なかには節約派で2割程度に抑えている方もいます。

目先の家賃だけではなく、契約期間中の全出費を明確にして物件比較を

1人暮らしの生活費を節約したいならば、物件選びも重要です。エレベーター付きや、24時間セキュリティシステム、または昼夜問わず共用部分のライトが点灯しているところなどは、その費用をすべて「管理費・共益費」やその他の項目で入居者から徴収していることが多いので注意が必要。なかには町内会費として月数百円~数千円が加算される物件や、更新手数料が高額な場合があり、それらの費用がかさむため家賃自体は安く設定されている物件もあります。

物件選びの際には、必ず契約期間中に支払う金額を詳細に比較しましょう。例えば、室内クリーニング費や各種保証料・保険料など詳細が分からない費用項目があったときは必ず不動産会社や貸主に確認をしましょう。ちなみに敷金と違い、礼金は退去時に戻ってこないお金なので、安いほうが良いですね。

格安スマホは本体代も考慮して選ぶこと

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従来のキャリア通信料に比べてコストがかからない格安スマホ・格安SIMが普及してきましたが、選ぶポイントは通信料だけではなくスマホ本体代も加味して比較することです。その他、契約解除料なども通信会社によって数万円単位で変わるため必ず事前にチェックしましょう。

ちなみに、1人暮らしは自宅のネット回線を節約しやすいのも特徴です。一番安上がりなのは、スマホのテザリング機能を使う方法です。次にWi-Fiモバイルルーターを使う手もあります。Wi-Fiモバイルルーターとは持ち運べるWi-Fi機器のことで、光回線とは違って工事不要で利用できます。

月々の料金も2,726円(税抜)~/月(BroadWiMAXの場合)と光回線より安く、さらに自宅以外でネット回線を使いたい場合もWi-Fiを持ち歩けるメリットがあります。通信の速さや安定性を重視する場合は光回線に多少軍配があがるので、ぜひライフスタイルにあわせて検討してみてくださいね。

エアコンのつけっぱなしは条件によって高額に

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「エアコンはつけっぱなしのほうが安い」「ドライは冷房よりランニングコストが高い」などの情報がありますが、これはエアコンの大きさや性能・製造年によって大きく異なります。

一般社団法人の日本冷凍空調工業会の調査によると、エアコンの省エネ性能はこの10年間で5%程度向上しています。期間消費電力量(kwh)はエアコンの省エネ性を表す指標で、製造年によるランニングコストの違いも明確にわかるのでぜひ参考にしてみてください。カタログやインターネットの製品情報ページで確認できます。

1人暮らしだからこそ節約効果はすぐに出る

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1人暮らしは好きな時間にテレビを見たり食事をしたり、自分の判断で自由に過ごせる分、節約効果も明確に出ます。とはいえ好きなことを我慢して無理に節約しようとするとストレスになり、長続きしません。たまには外食やショッピングを楽しむ時間も実は必要です。「買わない」のではなく「予算を決める」ことがお金を上手に使うコツです。

文・木村茉衣(ファイナンシャルプランナー)

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