「貯金したい」と思った時、目標額は人それぞれでしょうが、“100万円”は多くの人が掲げる目標ではないでしょうか。「いつまでに貯めるか」にもよりますが、今回は“1年”で達成できないか考えてみましょう。

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毎月いくら貯めればいいのか?から計算する

(写真=PIXTA)

「1年間で貯金100万円」を達成するには、1ヵ月あたり約8万4,000円を貯金する必要あります。

会社からボーナスが出るなら、年2回10万円ずつ追加できるとして、(100万-20万=)80万円を12ヵ月で割るので、月に約6万7,000円ということになります。ボーナスで20万円ずつ追加できれば、60万円を12ヵ月貯めることになるので、月5万円ですね。

この額だけみると厳しそうだなと思うかもしれませんが、貯金には「コツ」があります。早速みていきましょう!

貯金のコツ1 「なぜその100万円を貯めるのか」をはっきりさせる

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100万円を貯めるのは「目的」ではなく、あくまでも自分がやりたいことを叶えるための「手段」に過ぎません。まずはその100万円で「自分は何をしたいのか」を明確にしておきましょう。

ぼんやりと「100万円貯まったらいいなぁ」とだけ考えている人と「5年以内に都内にマンションを買って、自分だけのおしゃれな空間を作って、優雅に過ごすぞ!そのための頭金にする!」という目標がある人とでは、気合いの入り方が違います。ふとお金を浪費してしまいそうになった時も、後者なら「あの夢を叶えるためには、今ここでお金を使うわけにはいかない!」と踏みとどまる力になってくれます。

目的はできる限り「具体的」に考えるのがポイントです。自分の夢の達成にはいくら必要なのか、いろいろと調べて計算しておくとよいでしょう。

貯金のコツ2 家計の無駄を徹底的に洗い出す

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どれだけ優秀な人でも、よくわからないものをきちんとコントロールすることはできません。自分が毎月何にいくら使っているのか分からないなら、まずしっかり家計を把握しましょう。

ノートに記録するのが面倒なら、レシートを撮影するだけで自動的に家計簿をつけてくれるアプリを使うといいでしょう。家計簿も面倒なら、封筒などに食費や交際費などの費目ごとに予算を決めて現金を入れて小分けしておけば、わざわざ記録しなくても、残額を見れば一目で状況がわかります。

まず1ヵ月やってみて家計が把握できたら、費目ごとに使い過ぎていないか、なぜ使い過ぎたのか、どうすれば安く抑えられるのか、翌月はいくらまで抑えられそうか徹底的に考える……この振り返り作業が大切です。

携帯やネットなどの通信費、保険料、家賃などの固定費の見直しは、節約できる可能性が高く、月に数千円~数万円単位で安くできることもありますし、しかも効果はその後ずっと続きます。普段のこまごまとした節約が苦手な方にこそ試してほしい方法です。