貯める&備える
2020/07/21

44歳専業主婦、毎月の教育費が15万円。その支出は本当に「必要」?

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
小さいうちから何か習い事をさせて、子どもの可能性を伸ばしてあげたい……。水泳や体操教室、ピアノやバイオリンなど、あれもこれもと通わせているご家庭は多いものです。専業主婦の山本さん(仮名)のご家庭では、3人のお子さんに中学受験をさせたいと思い、現在、習い事を含めた教育費が毎月15万円かかっているそうです。今後の教育費はどのようにためていけばいいかと悩み、アドバイスをもらいたいと相談にいらっしゃいました。

相談者の家計収支と悩み

山本さん(仮名)は、長女(公立小学校3年生)、長男(公立小学校1年生)、次男(私立幼稚園年少)の3人のお子さんを育てているママです。会社役員のご主人(47歳)の年収が高いこともあり、3人目のお子さんが生まれたあと、お子さんの教育に力を入れようと思い、それまで勤めていた会社を退職して、現在は専業主婦としてがんばっています。

3人のお子さんには、それぞれ習い事をさせています。長女にはプログラミング、英会話、バレエ、長男には英会話とスイミング、次男にはスイミングとピアノ、そのほかに、中学受験を考えていることから、長女は受験準備のための学習塾、長男と次男には、学習の習慣を身につけるための学習塾に通わせています。

会社役員のご主人の年収は1,000万円、月額に換算した手取り額は58万円と経済的にはゆとりがありますが、今後の教育費が思うように貯められないことが、とても心配だとおしゃっています。収支の内訳は以下の通りです。

〔山本家の収支の内訳〕

・収入
毎月の手取り額:58万円、ボーナスなし、児童手当1.5万円

・支出
住宅ローン:11万円
食費:10万円
水道光熱費:3.5万円
通信費:2.2万円
生命保険料:3万円
教育費:15万円
学資保険:3万円(お子さんが18歳、22歳になったときに100万円ずつ)
その他(夫・妻の小遣い、日用品、外食費、レジャー費など):11.8万円

・貯蓄
260万円

教育費の負担額は、ピーク時に毎月30万円以上になる

山本さん(仮名)は、子どもによりよい教育を受けさせたいという親心で、習い事に通わせ、中学受験も考えていらっしゃるそうです。しかし、習い事にかかる費用が10万円ほどになっていますから、次男さんが中学に入学し3人とも私立中学、私立高校に通うことになると、学費や塾の費用と合わせて月に30万円以上かかる可能性が考えられます。

習い事は、周囲のママ友に影響を受けて「習わせた方がいいかも」と始めてしまうケースもありますが、「山本家の予算」をしっかりと決めたうえで検討した方が良いでしょう。お子さんが楽しんで取り組んでいるかどうかを見て、合わないものはやめる決断をする必要があるのではないでしょうか。

ニュースなどで見かけた言葉について親が話してあげるなど、親と子が互いに学び対話する習慣があるかどうかは、子どもの学力を伸ばすという面でも大切なことのようです。時間に少し余裕ができると、可能ですね。

しっかりと教育を受けさせてあげたいけど、家計のバランスも大切

山本さんご夫婦は、今後必要な教育資金だけではなく、老後資金も計画的に準備していく必要があります。食品のムダな買い物や買いすぎがないかチェックする、格安スマホに切り変える、レジャーはお金のかかりにくいものも取り入れる、など減らすことのできる支出を捻出しましょう。ご主人にも現状を知ってもらい、話し合うことで解決の糸口が見えてくるかもしれません。

よく話し合って改善していこう

お子さんおひとりにかけられる教育費をあらかじめ計算してみましょう。また、お子さんにとっては、学習の環境が辛いというケースもありますから、気持ちをよく聞いて、親子で一緒に決めていくことも大切だと思います。
 
文・
生命保険会社で営業職を経験し、AFP資格を取得。現在は、独立系ファイナンシャル・プランナーとして、執筆、相談、セミナーを通して活動しています。

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