フランス、パリと聞くと華やかなイメージやお洒落な雰囲気、歴史的な建築物を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかしここ数年は、同時テロ、デモ、大規模な火災と不安な報道も少なくなりません。このようなトラブルに巻き込まれないためにできることを考えていきましょう。

フランスの治安が良い地域と悪い地域

フランスと一言で言っても、日本や他の国と同様に地域によって治安が異なります。首都のパリは観光地であり、異なる文化を持つ人々が多く滞在している地域ですので、より危機感を持って行動する必要があるでしょう。

中でも北のほうは治安が悪いと言われており、スリや置き引き、ひったくりといった被害に遭遇しやすくなります。ナイロン生地の鞄がナイフで切られてしまった、電車を降りて鞄が引き裂かれていたことに気づいた、手に持っていたiPhoneを取られてしまった等の被害を耳にしたことがあります。

こうした例を挙げてみると、全体として日本よりは治安が悪いと言えそうです。

黄色いベストの影響

連日ニュースで報道されていた黄色いベスト運動。

昨年11月に燃料価格の引き上げと生活費の上昇への不満から始まった運動ですが、暴動の直後には某有名店のショッピングウインドウにも銃弾の跡がはっきりと残っていました。