多くの地方自治体が過疎化、人口減少、高齢化などの問題を乗り越えて地域を活性化させるために、定住支援を行っています。

今回は地方の取り組みをいくつか紹介します。

「地域移住サポーター」が支援:高知県

高知県四万十市では、2013年度に設立されたNPO法人「四万十市への移住を支援する会」が、四万十市と協力・連携して支援しています。

移住希望者と面談を行い、移住に関するアドバイスをしています。また、空き家の紹介や農林業等に関する起業の相談などもできるそうです。

これとは別に、高知県では移住促進の一環として、移住に関して不安や心配ごとの解消に向けて地域住民が相談や支援を行う「地域移住サポーター」制度も設けています。

「空き家バンク」で物件を検索:長野県

長野県には、「楽園信州空き家バンク」というサービスを行っており、「家庭菜園・畑付き」「古民家風」など、自分の希望に沿った物件を検索することができます。

楽園信州空き家バンクには、物件の見学会などの情報も満載。実際にまちあるきをしながら空き家や空き店舗を見学するイベント、移住生活について学べるセミナーなどが紹介されています。

3LDKにお試し移住できる:北海道

北海道の新冠町は「お試し移住」というプログラムを実施しています。これは、同町への移住を検討していることを条件に、3LDKの木造平屋建てを月額3万4000円で貸してくれるものです。

こうした定住支援を上手に利用すれば、地方移住のハードルは下がるのではないでしょうか。

環境を変えると人生も変わる!?

住まいを変えると気分も一新され、心もスッキリするかもしれません。まずはお試し移住などから始めてみては?

文・矢尾ともこ(ファイナンシャル・プランナー)

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