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2019/06/02

電子マネーの特徴やメリットは?クレジットカードとの連携で後払いも可能に

(写真=leungchopan/Shutterstock.com)
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現金を持たずに買い物や交通機関で利用できる電子マネーには、さまざまな種類があります。クレジットカードとの親和性も高く、事前入金や毎月の引き落としによる後払いも可能です。電子マネーの基本情報や種類、クレジットカードとの連携、おサイフケータイなどについて紹介します。

電子マネーは読み取りリーダーにかざすだけで現金が不要

(写真=ESB Professional/Shutterstock.com)

電子マネーは各企業が発行する専用のカードやアプリにお金をチャージしておき、店舗や駅の改札で読み取りリーダーにかざして決済を行います。現金だけでなく、クレジットカードと連携したチャージや支払いが可能なサービスもあります。最近はスマートフォンアプリを利用した電子マネーが普及しており、ユーザーにとって利便性が高まると同時に、一方でより複雑化しているともいえるでしょう。

電子マネーのメリットとしては、まず支払いにかかる時間が短くスムーズに決済できることが挙げられます。コンビニのレジで素早く支払いができたり、電車の改札にかざすだけで通れたりと、さまざまなシーンで威力を発揮しています。

あらかじめチャージしておくタイプと登録しているクレジットカードへの請求書で一緒に支払うタイプがありますが、いずれもお財布からいちいち現金を取り出す必要がなく便利です。また、現金での支払いにはない電子マネーの利用ポイントやクレジットカードのポイントがもらえるというメリットも見逃せません。

一方で現金とは異なり、電子マネーはそれぞれで利用できるお店が限られ、集約されていないのが現状です。系列のコンビニやスーパーでは使えても、それ以外では利用できる店舗が少ない場合もあるので、事前にどのような店舗で利用できるかをチェックしておきましょう。

支払い方法を大きく分けると、事前チャージできる「前払い」とクレジットカード決済の「後払い」があります。

「前払い」は事前にコンビニやスーパーなどで現金をチャージし電子マネーに変えるシンプルなもので、「プリペイド型」と呼ばれています。「後払い」は利用するクレジットカードや引き落とし口座を事前登録して紐付けておく「ポストペイ型」で、決まった日付に引き落としされます。

代表的な電子マネーとそれぞれの特徴

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事前チャージの「プリペイド型」は流通系や鉄道系が中心

「プリペイド型」の電子マネーは事前チャージのため、パスワードの入力や審査を受ける必要もなく手軽に作ることができます。セブン&アイの「nanaco」やイオンの「WAON」、楽天の「楽天Edy」、JR東日本の「Suica」、首都圏の大手鉄道会社が手がける「PASMO」、auの「auWALLET」などが代表的なものとなります。

「nanaco」はセブンイレブンやイトーヨーカドーなどで使えます。セブンイレブンでは公共料金の支払いもできますがポイントはつきません。「WAON」はイオンやダイエーなどイオングループでの買い物が多い人に便利です。「楽天Edy」は楽天市場などネットショッピングでも使え、全国のコンビニや飲食店、ドラッグストアを中心に多くの店舗で利用できます。

交通系電子マネーの代表格である「Suica」や「PASMO」はIC乗車券を兼ねているため、ワンタッチで電車やバスに乗ることができるほか、コンビニや駅ビルなどで買い物にも使えます。「au WALLET」のプリペイドカードは、国際ブランドのクレジットカード「Master Card」の加盟店約3,960万店で電子マネーとして使えることが最大の強みです。

これらプリペイド型電子マネーで支払った場合は、利用ポイントが付与されるというメリットがあります。ただ「Suica」や「PASMO」については、それぞれが運営するポイントサイトへの事前登録などが必要となります。

後払いの「ポストペイ型」はクレジットカードの登録が必須

「ポストペイ型」の電子マネーの多くは、事前登録したクレジットカードを連携させて支払います。審査があるためクレジットカード会社を通じた申し込みになりますが、1度登録してしまえば利用時に電子マネーをレジでかざすだけで済み、サインも不要と便利です。

代表的なものとしてはJCBをはじめ多くのカード会社が発行している「QUICPay」や、NTTドコモが提供する「iD」が該当します。クレジットカード会社と提携しているため、利用金額に応じてカード利用ポイントが貯まります。

「QUICPay」にはさまざまなタイプがあり、JCBではカード型、モバイル型、キーホルダー型などの種類を発行しています。利用限度額はカード会社によって異なり、支払いはクレジットカードの請求との合算となります。コンビニや飲食店をはじめ、東京ディズニーランドなどでも使えます。

「iD」はdカードなどによるクレジットカード払いが基本ではあるものの、事前チャージのプリペイド式や銀行口座引き落としのデビットカードにも対応しています。コンビニや飲食店、タクシーなどで使えます。

クレジットカードと連携した一体型やオートチャージ機能付きの電子マネーも

(写真=leungchopan/Shutterstock.com)

電子マネーの増加や進化に伴い、電子マネーと一体化したクレジットカードも次々に発行されています。電子マネーの支払いを自動的にカードで決済できるため、お金の管理がより楽になるというメリットがあります。

「プリペイド型」では「楽天Edy」機能を搭載した楽天カードをはじめ、「nanaco」機能のセブンカードプラス、「WAON」機能のイオンカードセレクトなどがあります。「ポストペイ型」ではdカードが「iD」と一体化していて、ドコモユーザーにとっては便利といえるでしょう。

また、残高が減ると、クレジットカード機能によって一定金額が入金されるオートチャージに対応している電子マネーもあります。事前の利用申し込みが必要ですが、残高が設定額以下になるとその分が自動的に入金される仕組みです。金額や条件は少しずつ異なりますが、「楽天Edy」や「nanaco」、「WAON」などが対応しています。

電子マネーとクレジットカードの関係性は、今後もいっそう深まっていきそうです。

スマートフォンを使った「おサイフケータイ」にも挑戦 

(写真=PIXTA)

「おサイフケータイ」は、あらかじめスマートフォンに電子マネーやポイントカード、クーポンなどを登録し、会計時にかざすだけで決済できるサービスです。非接触型ICチップのFeliCaに対応する携帯電話であれば使うことができます。

「おサイフケータイ」では「楽天Edy」「nanaco」「モバイルSuica」「WAON」「QUICPay」「iD」など、「プリペイド式」「ポストペイ式」ともに主要な電子マネーが利用できます。スマートフォンさえあれば、お財布なしで買い物ができ交通機関も利用できるようになってきました。

「ポストペイ式」は通常の電子マネーと同様に、登録したクレジットカードの請求で支払います。「プリペイド式」の中にも現金だけでなく、「モバイルSuica」や「楽天Edy」のようにあらかじめ登録すればクレジットカードでのチャージに対応しているものもあります。

生活圏やライフスタイルに合った電子マネーを選ぼう

(写真=Satori Studio/Shutterstock.com)

キャッシュレスという点は同じでも、電子マネーはクレジットカードと違い提示もサインも不要なのが魅力です。クレジットカードで電子マネーを購入すればチャージポイントも付くため、便利でお得な支払い方法といえるでしょう。自分の生活圏やライフスタイルに合わせて、最適な電子マネーを選んでみてください。

文・渡辺友絵(ライター・編集者)

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