(本記事は、藤本さきこ氏の著書『お金の神様に可愛がられる「人づき合い」の魔法』、KADOKAWA、2018年8月22日刊の中から一部を抜粋・編集しています)

【『お金の神様に可愛がられる「人づき合い」の魔法』シリーズ】
(1)「自分目線」でお金も愛も手に入るようになる
(2)「そんなつもりじゃなかった」という人は「自分の悪意」をごまかしてるだけ

※以下、書籍より抜粋

男とうまくいかない女と商売下手な人は似ている

私は、布ナプキンや香油、化粧品などのネットショップを経営しています。商品開発をするときのポリシーとして、お客様が求めているものを売ろうとは思わない、というのがあります。

他の人が求めていないとしても、絶対的に、まず自分が伝えたいものが根っこの部分にあります。

私の場合は「女性性開花」。根気よく伝える努力を続けるという意味ではなく、本気でいいと思っていれば必ず伝わるからです。

しかし、商売っ気を出してお金に目がくらんだりすると、「本当は何を伝えたいのか」という本質が、見えなくなったりします。

売れるもの、みんなが買いそうなものに走った結果、伝えたいものを思い出せなくなって迷走します。

ビジネスでは特に、「外側」がコロコロ変わる人がいます。

「外側」という宣伝や告知などの、「こう書けばウケるかな?」「これを書けば 集客できるかも?」ということばかりに気を取られ、伝えたい本質がそもそもなく、それすら見失っていることに気がつかない。

たまに、1回まぐれで当たったとしても、「なぜ当たったか?」と考えることもなく、一度の成功にしがみつく。

ビジネスでも、恋愛でも、本気で伝えたい本質は、何だろう? 「この映画、観に行かない?」と彼を誘って、「興味ない」と一蹴されたら、ショックですよね。「その言い方、何よ!!」となって喧嘩になります。

でも、自分が本気でその映画に興味があれば、落ち込まないと思うのです。

そうじゃなくて、本当にしたかったのは「内側」にある「彼と一緒に時間を過ごすこと」だった。

だとしたら、「映画を観に行こう」ではなく「一緒に過ごしたい」という「内側」の気持ちを伝えれば、彼は「興味ない」と言わなかったかもしれない。

本質でない、本来の目的でない部分で一喜一憂したり、喧嘩になったりするのはもったいないです。