もはや私たちの生活に欠かせないものとなったコンビニ。ローソンやファミリーマート(以下ファミマ)、セブン-イレブンなど、日々お世話になっている方も多いでしょう。

同じ業種であり、形態もほぼ似通ったもののように見えるコンビニ業界ですが、利益率は当然各社異なります。コンビニ業界で2位を争うローソンとファミリーマートの利益率をリサーチし、コンビニ業界の最近の動向を紹介します。

ローソンとファミマ、それぞれの売上高、利益率をチェック

まずは、ローソンとファミマ、それぞれの営業利益と利益率を見ていきます。

ローソンの利益・利益率は?

  • 営業利益 629億円
  • 売上高25,069億円

売上高に占める営業利益の割合、つまり利益率は2.5%となります。

参考:株式会社 ローソン 2019年度決算説明会

ファミマの利益・利益率は?

  • 営業利益 645億円
  • 売上高 5,171億円

売上高に占める営業利益の割合、つまり利益率は12.4%となります。

参考:2019年度決算及び2020年度定量計画

2019年の利益率で考えれば、ファミマの方がかなり優勢となっています。

店舗数はどちらが多い?

それでは、店舗数はどうでしょうか。

ローソン 

国内店舗数1万4,444店舗 海外店舗数 2,918
(2020年2月末現在)

ファミマ

国内店舗数 1万6,642店舗 海外店舗数8,188店舗
(2020年9月30日現在)

ファミマの方が多いようです。コンビニはフランチャイズ方式のため、店舗数の多さに本部の利益が比例するわけではありません。各社でロイヤリティや仕入れ方式などが異なります。