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2018/05/17

つみたてNISAは「お金がない」「投資がわからない」人向きだった

(写真=pathdoc/Shutterstock.com)
(写真=pathdoc/Shutterstock.com)
この記事は中野晴啓氏の著書『はじめての人が投資信託で成功するたった1つの方法』の内容を抜粋したものになります。

前回の記事はこちら
本当に「投資」は危険なものなのか?
マメじゃない人、男性より女性ーー投資に向いている人の特徴

※以下、書籍より抜粋

つみたてNISAなら、初心者でも安心して投資を始められる

「つみたてNISA(積立NISA)」とは、2018年1月からスタートした新たな少額投資非課税制度です。

日本では2014年6月に「NISA」が始まりました。これは、投資によって得られた利益(値上がり益、配当金、分配金など)が非課税になるというものでしたが、「非課税期間が5年」と中途半端なうえに、個別株投資での「一発勝負」のために使われるなど、制度の趣旨にそぐわない利用のされ方も目立ち、さまざまな課題を残しました。

その反省を踏まえ、新たにつくられたのが、つみたてNISAです。

NISAとつみたてNISAは併用できず、どちらかを選ぶ必要がありますが、私はつみたてNISAの利用をおすすめします。

つみたてNISAの方が、はるかにメリットが大きいと思われるからです。

つみたてNISAの特徴を整理しておきましょう。
  • 非課税期間は最長20年間
  • 非課税投資枠は年間40万円、最大800万円まで
  • 一定の条件を満たす投資信託の積立買付限定
従来のNISAよりも非課税期間が長く、非課税投資枠の総額が大きくなっていますが、「投資信託の積み立て投資だけを対象とした制度である」というのも、つみたてNISAの大きなポイントです。

ではなぜ、数ある投資方法の中で「投資信託の積み立て投資」だけが優遇されているのかというと、それが多くの人にとって、実践しやすい投資方法の一つだからです。

まず、積み立て投資の最大の長所は「誰にでもできる」点にあります。

投資は決して、まとまったお金がある人や、お金持ちのためのものではありません。

たしかに、「1株1000円、1000株単位でしか買えない個別株を何銘柄も買う」となると、かなりの資金が必要ですが、投資信託の積み立てなら、月々数千円で始められます。

どんなに「お金がない」という方でも、たとえば月に1回、飲み会への参加を我慢すれば、積み立てに回すお金を捻出できるのではないでしょうか。

将来に向けて資産形成が必要なのは、むしろ、「あまりお金がない」という人、まとまったお金を持っていない人です。

積み立て投資は、そんな人たちにとって、必ず力強い味方になるはずです。

もう一つ、積み立て投資のメリットとしては、「買うタイミングを気にする必要がない」ことが挙げられます。

投資信託の基準価額は、日々変動しています。

明日、上がるのか下がるのか、正確に見極めるのは、プロでも困難です。

ましてや、投資をしたことがない人、投資を始めて間もない人であれば、「いつ、どのタイミングで買ったらいいのかわからない」と迷ってしまうはずです。

たとえばみなさんが、まとまったお金を用意して、ある程度の額の投資信託を一度で買ったとします。

翌日、その投資信託の基準価額が下がったら、どう思うでしょう。

おそらく「あと一日待てばよかった」「なんてツイていないんだろう」と嘆き、悲しい気持ちになるはずです。

場合によっては、「これ以上下がる前に、さっさと解約してしまおう」と考えるかもしれません。
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