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2019/11/28

実は「ポイント投資」にもデメリットがある?ポイント投資の種類別に解説

(写真=PIXTA)
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貯めたポイントを使って資産形成を体験できる「ポイント投資」の運用サービスが増えています。現金の元手が要らないため気軽に試せますが、投資なのでそれなりのデメリットが生じる可能性も否定できません。着手する前に、まずは内容や仕組みを理解しておきましょう。

ポイント投資の種類とは?

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疑似体験によるポイント投資

ネット経由の「ポイント投資」はポイントを使い投資信託や株式の運用ができるサービスで、現金が不要なうえポイント以上の損失が出ないことが魅力です。サービスを提供する会社によって「疑似体験」と「資産運用」の2パターンに分けられます。

「疑似体験」は東証株価指数や投資専門会社が運用する投資信託実績が、ポイントに反映される仕組みです。あくまでも疑似体験のためポイントが実際に投資されているわけではないのですが、指数や実績の変動によってポイント数が増減します。

「疑似体験」にはクレディセゾン が永久不滅ポイントを使って手がける「ポイント運用サービ」や、dポイントを利用したNTTドコモ の「ポイント投資サービス」などが当てはまります。どちらも100ポイントから運用ポイントへの変換が可能で、1ポイント単位で投資の体験をすることができます。

実際に資産運用を行うポイント投資

一方で「資産運用」は体験を楽しむだけではなく、ポイントを利用して本格的に投資を実践できるものです。一般の投資と同様に、投資専門会社が買い付けにポイントを充当し運用する仕組みです。「資産運用」には以下のようなサービスがあります。

楽天証券 の「ポイント投資」は投資信託をはじめ、非課税の「NISA」や「つみたてNISA」の利用も可能です。通常の投資と同様に取引手数料が発生しますが、ノーロードと呼ばれる手数料無料の投資信託を選ぶという方法もあります。通常の投資と同様に、投資信託を持ち続けている間に利用料として払う管理費用も発生します。

SBIモバイル証券の「ネオモバ」 は1株から株の買い付けができ、スマートフォンだけで完結できます。月額制のため取引がない月でも220円(税込み)のサービス利用料がかかりますが、約定金額が50万円に到達するまでは何回でも取引可能です。その後は、50万円から300万円以下が1,100円、300万円から500万円以下が3,300円、500万円から1,000万円以下が5,500円となり、その後100万円ごとに1,100円が加算されます。(上限なし)

毎月200ポイントのTポイントがもらえるものの、SBIネオモバイル証券でのみ利用可能な期間限定ポイントです。

電子マネーのおつりをはじめ、提携先のポイントやマイルをアプリで投資信託に回せる「トラノコ」 も、月額で税込300円の利用料がかかります。固定なので投資金額が増えた場合はお得ですが、取引がない月でも支払うことになります。

「疑似体験」型のポイント投資とは?メリット・デメリット

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疑似体験型ポイント投資のメリット

「疑似体験」型のメリットは取引用の専用口座を開いたり個人情報を提供したりといった煩わしさがなく、会員サイトからそのままIDなどを使って移行できるのが手軽な点です。ポイントを運用する際の年会費や手数料も無料と、経費はかかりません。

疑似体験型ポイント投資のデメリット

デメリットとしては一般的にサービス運用後のキャンセルはできないことや、運用中のポイントは商品や現金と交換できず、いったん通常ポイントに変換してから交換する必要があることなどが挙げられます。ただ、自由に取り出して通常ポイントとして使えることが多いため、すべて出してしまえばキャンセルと同じなので問題はありません。

疑似体験ではありますが、運用ポイントは投資信託の基準価格や株式の動きに連動して毎日変わります。デメリットとまではいえないものの、場合によっては保有ポイントが減ってしまう可能性もあることを認識しておいてください。

「資産運用」型のポイント投資とは?メリット・デメリット

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資産運用型ポイント投資のメリット

「資産運用」型の最大のメリットは、元手が要らずに本格的な投資を実体験できることです。これまで投資をしてみたいと思いながら踏み切れなかった人にとって、またとないチャンスといえるでしょう。

サービスにより内容はそれぞれ違うものの、ネット経由ということもあって通常の投資に比べて利用料は安価に抑えられています。また多くの場合、口座開設時に100~200ポイント程度のキャンペーンポイントを付与してもらえます。

資産運用型ポイント投資のデメリット

デメリットは手続きが不可欠なことで、運営会社に投資用の専用口座を開かなくてはなりません。実際に投資を行なうため、本人確認書類やマイナンバー、取引先金融機関、勤務先など個人情報の提供を求められます。

どのサービスもポイント原資だけあれば始められますが、通常取引と同様に取引手数料や運用報酬などの費用がかかります。また投資ですので損失となる場合や、元本を割り込む場合もあります。利益面でもポイント投資は投資金額自体がそう多くはないため、短期運用での利益確保は難しいといえます。

運用会社により差はあるものの、一般の投資と比べると投資対象が限られていることもデメリットとして挙げられます。「NISA」や「つみたてNISA」のように節税ができる口座での利用が可能なポイント投資は多くありません。

お試しの気持ちを忘れずに挑戦することが大切

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ポイント投資は大きく儲けたい人には向かないでしょうが、元手が不要で保有ポイント以上の損失は出ないためハードルが低いと言えます。これまで投資に興味があっても着手できなかった人が、お試しの気持ちで第一歩を踏み出すには役立つサービスかもしれません。

ポイント投資に着手するにはある程度まとまったポイントを保有していたいので、できれば自分が貯めやすいポイントを利用した投資サービスを選びましょう。

文・渡辺友絵(ライター・編集者)

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