投資に興味はあるけれど、どう始めたらいいのかよく分からず、結局何もしていないという人もいるでしょう。もちろん投資にはリスクもありますが、むやみに怖がる必要はありません。

最近では、カンタンに投資する仕組みもありますから、まずは始めてみましょう。誰もが最初は初心者です。無理のない範囲から始めて、続けることが大切です。

投資を始める前に大切な心構え

(写真=pathdoc/Shutterstock.com)

投資初心者がまず押さえておきたいことは、3つの「余裕」です。

(1) 余裕資金で投資する(生活費や使い道が決まっているお金は使わない)
(2) 時間的余裕を持つ(思ったように価格が上がらなくても持ち続ける)
(3) 精神的余裕を持つ(想定外の下落でも慌てず冷静に対処する)

これらを踏まえて、今から投資を始める人には「スモールスタートで投資に慣れること」をオススメします。

まとまった資金は必要ありません。少額から投資を始めることができれば心理的なハードルも低くなり、経験を積むことで知識もついてきます。まずは、投資に慣れて継続することを目指しましょう。

具体的にスモールスタートするのにオススメな投資を5つご紹介します。

オススメの方法1 100円から積み立て可能な投信積立

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投信積立は投資信託(ファンド)を毎月一定額購入する方法です。

投資信託をカンタンに説明すると、多くの投資家から集めたお金を、運用の専門家がまとめて投資・運用する金融商品です。

投信積立を行う場合、証券会社に口座開設をする必要があります。ほとんどの証券会社は口座開設が無料ですが、スモールスタートにはネット証券が向いています。

扱う投資信託や手数料は証券会社により異なりますが、ネット証券では毎月100円から投信積立ができます。さらに、購入時の手数料も低い傾向があるので、いろいろな投資信託を購入して経験を積むことができます。

オススメの方法2 つみたてNISA

(写真=TonelloPhotography/Shutterstock.com)

「つみたてNISA」は2018年1月から始まった、投信積立がお得になる制度です。年間40万円までの投資について、最大20年間、配当金や売買で出た利益が“非課税”になります。

つみたてNISAを始めるには、通常の証券口座とは別に、つみたてNISA用の口座開設が必要です。証券口座を今から開設するなら、NISA口座も同時に開設しておくといいでしょう。

投信積立と比べて、つみたてNISAは購入可能な運用商品が限られています。例えば長期・積み立て・分散投資に適していると考えられる、公募株式投資信託やETF(上場投資信託)です。選択肢は限られますが、投資初心者向けに選び抜かれているとも考えられます。

100円から投信積立ができる証券会社であれば、つみたてNISAでも100円から投資可能です。